• HOME
  • コラム
  • 【2025年版】審査が甘いビジネスローンは存在する?個人事業主向け情報とおすすめ7選

2025-09-01

【2025年版】審査が甘いビジネスローンは存在する?個人事業主向け情報とおすすめ7選

ビジネスローンを利用する際には必ず審査が行われます。この審査を通過しなければ、事業資金を調達できないため、比較的審査が甘いビジネスローンを探している方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、資金繰りにお悩みの個人事業主の方に向けて、審査が甘いビジネスローンの特徴とおすすめのサービス7選をご紹介します。

「審査が甘いビジネスローン」は本当に存在する?

結論からいうと、審査が甘いビジネスローンは存在しません。どの会社も貸倒損失を防ぐため、厳格な審査を行うのが一般的です。

しかし、ビジネスローンは銀行融資よりも審査が甘く、その他の融資と比較しても審査が甘いといわれることがあります。さらに申し込みから借り入れまでの期間が短いため、資金繰りに悩む個人事業主にとって、ビジネスローンは検討に値するサービスといえるでしょう。

「審査が柔軟」=「審査が甘い」ではない点に注意

ビジネスローンは「審査が柔軟」といわれていますが、これは審査基準が比較的緩やかという意味です。決して審査が甘いわけではないため、その点はご留意ください。

すべての個人事業主に通るローンは存在しない

ビジネスローンの提供会社は、申込者の返済能力などを調査し、融資の可否を判断することが法律で義務付けられているため、すべての個人事業主が利用できるビジネスローンは存在しません。「必ず借りられる」と謳っている業者はヤミ金(違法業者)と判断できるため、手を出さないようにしましょう。

審査が甘い(柔軟)とされる個人事業主向けビジネスローンの特徴

審査が甘いとされる個人事業主向けビジネスローンの特徴として、以下の5つが挙げられます。

<審査が甘い(柔軟)とされる個人事業主向けビジネスローンの特徴>
・無担保・保証人不要で借りられる
・提出書類が少なく即日融資が可能な傾向にある
・ノンバンク系(消費者金融系)も含まれる
・金利が高めに設定されている傾向にある
・借入限度額が少なめな傾向にある

無担保・保証人不要で借りられる

個人事業主向けのビジネスローンは無担保や保証人不要で借りられるものが多いです。担保や保証人を必要としないビジネスローンを選択すれば、資金調達のハードルが低くなります。

提出書類が少なく即日融資が可能な傾向にある

審査が甘いとされるビジネスローンには「提出書類が少ない」という特徴があります。審査項目が少なく、最短即日での融資が可能なため、急な資金需要にも対応しやすいです。

ノンバンク系(消費者金融系)も含まれる

ビジネスローンは銀行だけでなく、ノンバンク(消費者金融や信販会社など)も提供しています。ノンバンク系のビジネスローンは「銀行法」や「日本政策金融公庫法」に基づく審査基準が適用されません。そのため、審査が比較的甘いといわれています。

金利が高めに設定されている傾向にある

個人事業主向けのビジネスローンは無担保・保証人不要で利用できる代わりに、金利が高めに設定されている傾向があります。同じ金額・期間で借り入れをする場合、他の融資よりも総返済額が高くなる可能性があるため、事前に綿密な返済計画を立てておくことが重要です。

借入限度額が少なめな傾向にある

ビジネスローンは借入限度額が低い傾向があり、その上限は数十万円〜1,000万円程度です。多額の現金が必要な場合は、他の資金調達方法も検討する必要があります。

審査が比較的甘いとされる個人事業主向けビジネスローン7選

ここからは、審査が比較的甘いとされる個人事業主向けビジネスローン7選を紹介します。

<審査が比較的甘いとされる個人事業主向けビジネスローン>
・AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン」
・MRF「長期間元金据置プラン」
・オージェイ「事業者向け融資」
・ファンドワン「売掛債権担保融資」
・クレディセゾン「ビジネスサポートローン」
・PayPay銀行「個人事業主向けビジネスローン」
・デイリーキャッシング「ビジネスローン」

AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン」

AGビジネスサポートは、大手消費者金融のアイフルグループに属するローン会社です。累計15万口座以上の取引実績を誇り、ノンバンク系のビジネスローンの中では最大手に位置付けられます。

【AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 1,000万円
金利(実質年率) 3.1%〜18%
最短融資 即日
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 不要
保証人 原則不要
必要書類 【法人】
・代表者の本人確認書類
・決算書
・その他必要に応じた書類【個人事業主】
・本人確認書類
・確定申告書
・所定の事業内容確認書
・その他必要に応じた書類
オンライン完結
公式HP URL https://www.aiful-bf.co.jp/products/business_loan/

AGビジネスサポートが提供する事業者向けビジネスローンは、法人・個人事業主を対象としたビジネスローンです。借入限度額が1,000万円と比較的高く、最短即日での融資が可能なため、さまざまな資金ニーズに対応できます。

無担保・保証人不要で利用でき、必要書類が少ない点も魅力です。基本的に、申し込みから契約までWeb上で完結するため、来店にかかる時間や手間を省きたい方にも向いています。

MRF「長期間元金据置プラン」

MRFは、西日本エリアを中心に9店舗を構える消費者金融です。中小企業や個人事業主向けのビジネスローンを提供しており、2024年3月時点の融資残高は340億円となっています。

【MRF「長期間元金据置プラン」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 3億円
金利(実質年率) 15%以内
最短融資 申し込みから数日
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 必要
保証人 原則不要
必要書類 【申込時】
・ご本人を証明するもの2点(運転免許証や健康保険証など)
・不動産登記簿謄本
・公的な営業許可証または届出書
・事業実績を証する書類(決算書や確定申告書など)
・残高証明書または返済予定表と引落通帳
【契約時】
・権利証
・実印
・印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)
オンライン完結 不可
公式HP URL https://www.mrf-c.co.jp/

MRFでは不動産担保ローンを取り扱っており、最大3億円の融資を受けられます。不動産を担保にする必要がありますが、その分高額な融資を受けられるため、まとまった資金を調達したい方は利用を検討してみましょう。

なお、MRFには事業者向け融資の専門知識を持ったスタッフが数多く在籍しています。お客様のニーズや状況に合わせて柔軟に対応してくれるため、審査が甘い(柔軟)ビジネスローン会社を探している方にぴったりです。

オージェイ「事業者向け融資」

オージェイは、日本貸金業協会に加盟している貸金業者です。無担保融資をはじめ、多彩な融資プランを取りそろえており、法人・個人事業主の資金調達をバックアップしています。

【オージェイ「事業者向け融資(無担保融資)」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 1億円
金利(実質年率) 10%~18%
最短融資 即日
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 原則不要
保証人 原則不要
必要書類 ・登記簿謄本
・決算書2期分(確定申告書)
・印鑑証明
・身分証明書
・納税証明書
・その他当社が必要と判断した資料
オンライン完結 不可
公式HP URL https://oj-finance.com/

オージェイの融資プランは7種類あり、その中でも特に人気とされるのが無担保融資です。このプランは担保や保証人が原則不要という個人事業主が利用しやすい内容となっています。さらに融資額が30万円〜1億円と幅があるのも特徴です。

オージェイは独自の審査基準を採用しており、銀行融資の審査に通過できなかった方も審査に通る可能性があります。審査が甘いビジネスローン会社の筆頭格であるため、何としても事業資金を調達したいという方におすすめです。

ファンドワン「売掛債権担保融資」

ファンドワンは、担保付き融資を提供しているノンバンクです。即日融資に対応しており、最大1億円の資金調達が可能なため、幅広いシーンで活用できます。

【ファンドワン「売掛債権担保融資」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 5,000万円
金利(実質年率) 5%〜18%
最短融資 即日
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 売掛債権
保証人 不要
必要書類 ・登記簿謄本
・決算書2期分(確定申告書)
・印鑑証明書
・身分証明書(免許証や保険証など)
・納税証明書
・売掛金発生に伴う注文書・請負書・納品書・請求書・売掛先からの支払通知書など
・銀行通帳
・その他当社が必要と判断した資料
オンライン完結
公式HP URL https://fund-1.jp/lp/01/index.html

個人事業主の方の中には売掛債権を保有している方も多いと思います。ファンドワンでは売掛債権担保融資を提供しており、お客様が保有する売掛債権を担保にすれば、30万円〜5,000万円の融資を受けることが可能です。

クレディセゾン「ビジネスサポートローン」

クレディセゾンは、東京都豊島区に本社を置く日本のクレジットカード会社です。セゾンカード(対象カード)を所有する中小企業・個人事業主に対して、低金利のビジネスローンを提供しています。

【クレディセゾン「ビジネスサポートローン」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 950万円
金利(実質年率) 2.8%~18%
最短融資 所得証明書類到着から1週間~10日程度
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 不要
保証人 不要
必要書類 ・所得証明書類(コピー)
・その他必要に応じた書類
オンライン完結 要確認
公式HP URL https://business.saisoncard.co.jp/service/business_support_loan.html

クレディセゾンが提供するビジネスサポートローンは、現在お使いのセゾンカードに融資機能を追加することで、最大950万円の融資を受けられるローンサービスです。金利はカードの種類によって異なりますが、多くのケースでは2.8%〜9.6%の範囲内で借り入れできます。

一般的なビジネスローンと比べると、金利が低めに設定されているため、資金調達コストを抑えたい方におすすめです。低金利での借り入れが可能なことに加えて、担保や保証人を必要とせず、限度額の範囲内で繰り返し利用できるところもメリットとして挙げられます。

PayPay銀行「個人事業主向けビジネスローン」

PayPay銀行は、LINEヤフーと三井住友銀行のグループ会社です。日本を代表するネット銀行の1つで、個人事業主向けのビジネスローンを展開しています。

【PayPay銀行「個人事業主向けビジネスローン」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 銀行
限度額 1,000万円
金利(実質年率) 1.8%~13.8%
最短融資 即日(即時)
融資対象 個人事業主
用途 事業資金
担保 不要
保証人 不要
必要書類 原則不要
オンライン完結
公式HP URL https://www.paypay-bank.co.jp/business/loan/soleproprietor/index.html

PayPay銀行のビジネスローンは、スマホで簡単に申し込みが可能で、担保や保証人も不要という手軽さが魅力です。その上、原則として書類の提出が不要なため、資金調達のハードルは非常に低いといえます。

また、開業して間もない事業者でも申し込みが可能です。融資を受けるためには、PayPay銀行のビジネス用口座を開設する必要がありますが、手数料や維持費は一切かかりません。

デイリーキャッシング「ビジネスローン」

デイリーキャッシングは、消費者金融の株式会社デイリープランニングが提供するローンサービスです。来店だけでなく、電話やインターネットでの申し込みにも対応しているため、全国どこからでもご利用いただけます。

【デイリーキャッシング「ビジネスローン」の概要表】

項目 内容
金融機関の種類 ノンバンク
限度額 5,000万円
金利(実質年率) 5.2%~14.5%
最短融資 即日
融資対象 法人、個人事業主
用途 事業資金
担保 原則不要
保証人 原則不要
必要書類 ・本人確認書類
・決算書2期分
・法人登記簿
・その他必要に応じた書類
オンライン完結
公式HP URL https://www.daily-p.co.jp/

デイリーキャッシングのビジネスローンは、無担保・保証人不要で利用できる融資プランです。200万円〜5,000万円までの借り入れが可能なため、つなぎ資金の調達はもちろん、設備投資や広告掲載など大口の資金調達にも向いています。

また、最長30年間での返済が可能で、無理のないプランで融資を受けられる点も特長です。ただし、返済期間が長くなるほど利息の負担は増えるため、長期返済を選択する場合は十分ご注意ください。

審査が甘い個人事業主向けビジネスローンを利用するリスクと注意点

審査が甘いとされる個人事業主向けビジネスローンには次のようなリスクや注意点があります。

<審査が甘い個人事業主向けビジネスローンを利用するリスクと注意点>
・金利が高く、返済負担が重くなることがある
・返済能力を超えた融資を受けてしまわないように注意する
・延滞時の対応が厳しい可能性がある
・悪質業者とのトラブルに巻き込まれる可能性がある
・信用情報への影響が長期間残る可能性がある

金利が高く、返済負担が重くなることがある

公的融資や銀行融資と比べると、個人事業主向けビジネスローンは金利が高いです。そのため、返済負担が重くならないよう、しっかりとした資金計画と将来を見据えた返済プランを立てる必要があります。

返済能力を超えた融資を受けてしまわないように注意する

個人事業主向けビジネスローンは総量規制の対象ではありません。総量規制とは、「年収の3分の1を超える貸し付けを禁止する」という賃金業法上のルールです。

つまり、個人事業主向けビジネスローンでは年収の3分の1を超える融資を受けられます。しかし、返済能力を超える融資を受けてしまうと、返済が困難になり、経済的な問題を引き起こす可能性が高まるので注意が必要です。

延滞時の対応が厳しい可能性がある

個人事業主向けビジネスローンのように、利用のハードルが低いローンサービスは、延滞時の対応が厳しくなる傾向があります。場合によっては法的措置がとられることもあるため、無理のない返済計画を立ててから契約するようにしましょう。

悪質業者とのトラブルに巻き込まれる可能性がある

ビジネスローン会社の中には、残念ながら悪徳業者も存在します。詐欺の被害に遭わないよう、事前に企業情報や口コミなどを確認しておくことも大切です。

信用情報への影響が長期間残る可能性がある

ビジネスローンの借入履歴は、完済後も一定期間保存され、他のサービスを受ける際には審査の判断材料として使われます。長期にわたって信用情報への影響が残る可能性があることも理解しておく必要があります。

ビジネスローンの審査に通るために知っておくべき4つのポイント

ビジネスローンの審査に通るためには、以下の4つのポイントを押さえておくことが重要です。

<ビジネスローンの審査に通るために知っておくべき4つのポイント>
・借入目的(資金使途)を明確にする
・開業届や確定申告などの事業証明を整える
・必要最低限の借入額に抑える
・過去の返済遅延がないか信用情報を確認する

借入目的(資金使途)を明確にする

ビジネスローンの審査では貸付金の使い道を厳しくチェックします。これは事業目的以外に流用されることを防いだり、貸し倒れによる損失を回避したりするためです。したがって、ビジネスローンの審査に通るためには、借入目的(資金用途)を明確に伝える必要があります。

開業届や確定申告などの事業証明を整える

事業証明を整えることは、貸金業者からの信頼を得ることにつながります。個人事業主が融資を受けるためには、まず税務署に開業届を提出し、個人事業主としての活動を公的に認めてもらうことが重要です。

また、個人事業主がビジネスローンを申し込む際、基本的には確定申告書類の提出が求められます。確定申告書類は申込者の返済能力や信用力を判断するための重要な書類ですので、申し込む前に不備がないか確認しておきましょう。

必要最低限の借入額に抑える

貸金業者が厳格な審査を行うのは貸し倒れリスクを最小限に抑えるためです。借入希望額を低く設定すれば、貸し倒れリスクが低いことをアピールできるため、結果として審査に通りやすくなります。審査に不安がある方は、実際に必要な金額を洗い出し、可能な限り借入額を抑えることを心掛けましょう。

過去の返済遅延がないか信用情報を確認する

過去に返済遅延や債務整理などをしている、すなわち信用情報に傷がある状態は、ローン審査において大幅な減点対象となります。ビジネスローンの審査では必ず信用情報の照会が行われるため、申し込む前にご自身の信用情報を確認し、必要に応じて理由や経緯を丁寧に説明することが大切です。

個人事業主におすすめのビジネスローン以外の資金調達手段

個人で事業を営んでいる方は、以下の方法で資金を調達するのもおすすめです。

<個人事業主におすすめのビジネスローン以外の資金調達手段>
・日本政策金融公庫や信用金庫からの融資
・自治体や信用保証協会からの融資
・補助金・助成金
・ファクタリング
・クラウドファンディング・投資型資金調達
・ベンチャーキャピタル・エンジェル投資

日本政策金融公庫や信用金庫からの融資

日本政策金融公庫は政府系の金融機関、信用金庫は地域密着型の金融機関です。いずれも個人事業主や中小企業の支援を目的とした融資制度を提供しています。もちろん審査は行われますが、審査基準は比較的緩やかであるため、初めての資金調達で不安がある方も利用しやすいでしょう。

自治体や信用保証協会からの融資

自治体の中には制度融資を行っているところもあります。その内容は機関によって異なりますが、利子や信用保証料の一部または全額を補助してくれるため、事業者にとって有利な制度といえるでしょう。一般的に、信用保証協会を利用することが条件に含まれており、融資までの日数が長くなる傾向があります。

補助金・助成金

補助金・助成金とは、国や地方自治体が提供する資金援助制度です。主に個人事業主や中小企業の支援を目的としており、原則として返済の必要がないのが大きなメリットです。補助金・助成金を利用するためには、各管轄が定める条件を満たし、対象の事業・活動を実施および報告する必要があります。

ファクタリング

ファクタリングとは、事業者が保有する売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、早期に現金化する資金調達方法です。支払期日を待たずに売掛金を現金化できるため、資金繰りの改善や未回収リスクの回避に役立ちます。売掛金を保有していれば、基本的には誰でも利用できますが、一定の手数料が差し引かれるので注意が必要です。

ファクタリングならQuQuMo(ククモ)がおすすめ

個人事業主の方がファクタリングを利用するなら「QuQuMo」がおすすめです。QuQuMoはオンライン完結型のファクタリングサービスで、売掛金と必要書類さえあれば、全国どこからでも利用できます。必要書類は請求書・通帳・本人確認書類の3点のみです

また、QuQuMoには「買取金額が無制限」「最短2時間で現金化」「手数料が業界最安水準」といった強みがあります。さまざま資金ニーズに対応できるおすすめのファクタリングサービスです。

新規登録はこちら!

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネット上で取り組みたい活動や企画などを発信し、それに興味を持った方から支援金を募る資金調達方法です。開業・開発資金を調達できるほか、インターネットを通じて商品・サービスを広くPRでき、販売前に市場の反応を確認できるなどのメリットがあります。

ただし、目標金額を達成できなければ、プロジェクトが不成立となる(支援を受けられない)ため、資金調達のハードルはやや高いです。

ベンチャーキャピタル・エンジェル投資

ベンチャーキャピタルとエンジェル投資は、いずれも株式発行(投資家からの支援)により、事業資金を調達する方法です。細かな違いはありますが、ベンチャーキャピタルは法人の出資、エンジェル投資は個人の出資と覚えておくとよいでしょう。

双方ともに投資家が支援者であることから、資金提供だけでなく、経営アドバイスや人脈形成など多角的なサポートを受けられる可能性があります。これから起業する方やスタートアップ・ベンチャー企業にとって有効な資金調達手段といえますが、先述したような支援を受けるためには、現実的かつ魅力的な事業計画が欠かせません。

個人事業主向けビジネスローンに関するよくある質問(FAQ)

最後に、個人事業主向けビジネスローンに関するよくある質問と回答をご紹介します。

<個人事業主向けビジネスローンに関するよくある質問(FAQ)>
・審査が甘いビジネスローンは赤字でも借りられますか?
・ビジネスローンでも開業間もないと審査は厳しい?
・審査に通りやすいビジネスローンを見極めるポイントは?
・ 独自審査とは何ですか?
・ビジネスローンとそれ以外の資金調達の使い分けのポイントは?

Q. 審査が甘いビジネスローンは赤字でも借りられますか?

審査が甘いとされるビジネスローンであれば、赤字でも融資を受けることが可能です。ただし、審査通過率は低い傾向があります。

Q. ビジネスローンでも開業間もないと審査は厳しい?

ビジネスローンの審査では「事業実績」が評価対象となる場合がほとんどです。したがって、開業間もない方に対しては、より厳格な審査が行われる可能性があります。ビジネスローンの代替策としては、日本政策金融公庫の「創業融資」や事業者向けの「補助金・助成金」などがおすすめです。

Q. 審査に通りやすいビジネスローンを見極めるポイントは?

審査に通りやすいビジネスローンには次のような特徴があります。

<審査が甘い(柔軟)とされるビジネスローンの特徴>
・無担保・保証人不要で借りられる
・提出書類が少なく即日融資が可能な傾向にある
・ノンバンク系(消費者金融系)も含まれる
・金利が高めに設定されている傾向にある
・借入限度額が少なめな傾向にある

ローン審査に不安がある方は、上記の内容に該当する融資サービスを選択するとよいでしょう。

Q. 独自審査とは何ですか?

ビジネスローンにおける独自審査とは、貸金業者が独自の基準で行うローン審査のことです。一般的な審査項目だけでなく、申込者の状況(売上や将来性など)も評価されるため、個人事業主でも審査に通りやすい傾向があります。

Q. ビジネスローンとそれ以外の資金調達の使い分けのポイントは?

ビジネスローンは融資までの期間が比較的短く、無担保・保証人不要で借りられるものが多いというメリットがあります。これらの点から、融資スピードや審査の柔軟性を重視したいときは、ビジネスローンが有力な選択肢となるでしょう。

まとめ

審査が比較的甘いとされる個人事業主向けビジネスローンは以下のとおりです。

<審査が比較的甘いとされる個人事業主向けビジネスローン>
・AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン」
・MRF「長期間元金据置プラン」
・オージェイ「事業者向け融資」
・ファンドワン「売掛債権担保融資」
・クレディセゾン「ビジネスサポートローン」
・PayPay銀行「個人事業主向けビジネスローン」
・デイリーキャッシング「ビジネスローン」

必ず借りられるビジネスローンは存在しませんが、独自の審査基準を設けており、柔軟に対応してくれるビジネスローンは存在します。今回ご紹介した情報を参考に、ご自身にとって最適な資金調達方法を選択しましょう。