• HOME
  • コラム
  • ファクタリングとは?7つのメリットと5つのデメリットを紹介!

2022-07-27

ファクタリングとは?7つのメリットと5つのデメリットを紹介!

ファクタリング メリットとデメリット

特に近年、新たな資金調達の方法として高い注目を集めているファクタリング。

ファクタリングを利用すれば、保有する売掛債権を支払い期日よりも前に現金化できるため、資金繰りや早急な資金確保において大きな手助けとなります。

しかし、名前は聞いたことがあるけど、具体的にどんなメリットとデメリットがあるかは詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ファクタリングのメリットとデメリットをわかりやすく紹介します。

ファクタリングとは

ファクタリング メリットとデメリット

ファクタリングとは、一定の手数料を徴収して売掛債権を買い取るサービスです。

企業間の取引では、一般的に現金ではなく月末などにまとめて支払うため売掛債権でやり取りを行います。「〇〇円は〇〇日に支払います」という約束のようなものです。

しかし、中小企業の資金繰りが苦しい企業においては、この期日まで待てないという場合もあります。そういった際に役立つのがファクタリングです。

ファクタリングを行えば、本来31日に支払われる予定だった売掛金を、それよりも前に手数料を差し引いた代金を受け取ることができます。

自社が抱える売掛債権をファクタリング会社へ売却し、手数料を差し引いた買取額を振り込むという流れで資金調達ができるのです。

ファクタリングには多くのメリットがある一方で、覚えておくべきデメリットもあります。下記で詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

ファクタリングの7つのメリット

ファクタリング メリットとデメリット

ファクタリングのメリットは全部で7つあります。

  • 債権の期日前に現金化できる
  • 最短即日で資金調達が可能
  • 売掛先の倒産リスクに備えられる
  • 業績が悪くても利用できる
  • 保証人や担保が必要ない
  • 独自基準なので審査に通過しやすい
  • 貸借対照表への影響がない

下記の項目にて、一つずつ詳しく紹介します。

債権の期日前に現金化できる

ファクタリングを利用すれば、本来の債権回収日よりも前に債権の現金化ができます。

売掛債権はその性質上、実際に現金化するまでに時間がかかります。売掛先との関係性を壊したくないがために、早く現金化してほしいと強く主張できない場合もあるでしょう。

しかし、ファクタリングを利用すれば売掛債権を早急に現金化できるため、黒字倒産や資金がショートしてしまうリスクを未然に防ぐことが可能です。

最短即日で資金調達が可能

ファクタリングには、最短即日で現金化できるというメリットがあります。

申し込みから入金までのすべてがオンラインで完結するファクタリング会社であれば、最短2時間から3時間程度で現金化することが可能です。

これが融資の場合、将来的に返済していける財務状況かどうかを細かく審査されるため、入金までにかかる時間は2週間から1ヶ月が相場となります。

たとえば、明日までにまとまったお金が必要という急を要する事態でも、ファクタリングなら対応できます。抜群のスピード感は大きな魅力です。

売掛先の倒産リスクに備えられる

ファクタリングで売掛債権を現金化しておけば、売掛先の倒産リスクに備えられます。

もしもファクタリングをしていない状態で、売掛金を支払ってもらう前に売掛先が倒産した場合、資金を回収することができません。

しかし、売掛債権をファクタリング会社へ譲渡するのがファクタリングなので、契約締結後に倒産しても利用者は負担を負う責任は一切ありません。

基本的にはノンリコースでの契約が前提なので、万が一の倒産リスクに備えられるという点も大きなメリットであるといえます。

業績が悪くても利用できる

ファクタリングは融資ではないため、自社の業績が悪くても契約を締結できます。

融資の場合は返済するだけの原資があるかを確認しますが、ファクタリングは売掛債権の売買なので信用度は関係ありません。重要なのは、売掛債権と売掛先の信用度です。

極端な話ですが、利用企業の業績が悪くて資金繰りに苦しんでいても、毎月安定して売掛先と取引を続けていれば、ファクタリングは利用することができます。

融資は業績が悪ければ審査には通過しにくくなりますが、ファクタリングは信頼度の高い売掛債権さえあれば利用できるため、これも大きなメリットです。

保証人や担保が必要ない

ファクタリングは、保証人や担保が全くなくても利用することができます。

前述した通り、ファクタリングで重要なのは売掛債権と売掛先の信用度です。利用者にお金を貸すわけではありませんので、保証人や担保がなくても審査に悪影響は及ぼしません。

通常の融資であれば、多くの場合は保証人や担保が必要になります。貸付ではなく売買というのが大きなところで、そのサービスの特徴ゆえに保証人や担保が必要ないのです。

独自基準なので審査に通過しやすい

ファクタリングは柔軟な審査が期待できるため、利用しやすいというメリットがあります。

利用者に貸付を行う融資の場合は、将来に渡りお金を返済できるかを確認します。そのため、会社の業績や個人の信用度、保証人や担保の存在が非常に重要です。

しかし、ファクタリングは繰り返し説明している通り、貸付ではなく売掛債権の売買です。そのため、ファクタリング会社は審査の際に下記の点に注目しています。

  • 売掛債権が本当に存在しているか
  • 売掛先は信頼できる企業か
  • 定期的に発生している売掛債権かどうか

ファクタリング会社が恐れているのは、偽物の売掛債権を買わされることと、売掛先が倒産して売掛金を回収できないことの2点です。

さらに、ファクタリングは新しい資金調達の手段なのでまだ企業が明確に審査基準を定めていないという場合があります。そのため、柔軟かつ自由度の高い審査が行われ、通過しやすいのです。

貸借対照表への影響がない

ファクタリングを行うと、資産をオフバランス化できるというメリットがあります。

資産のオフバランス化とは、貸借対照表から資産や負債を減らすことです。ファクタリングは貸付ではありませんので、資金調達しても負債に計上されることはありません。

貸借対照表において負債にならないため、負債項目を増やさずに財務状態を改善できます。

ファクタリングの5つのデメリット

ファクタリング メリットとデメリット

ファクタリングのデメリットは全部で5つあります。

  • 手数料がかかる
  • 売掛先の状況次第で利用できない
  • 売掛債権以上の金額は調達できない
  • 資金繰りの悪化が懸念されるリスクがある
  • 悪質業者が存在する

下記の項目では、一つずつ詳しく解説します。

手数料がかかる

ファクタリングは手数料がかかるため、売掛債権の全額を受け取ることはできません。

たとえば、1,000万円の売掛債権を10%で売却したとします。期日まで待てば当然ながら1,000万円が振り込まれますが、ファクタリングを使えば現金化できるのは900万円です。

手数料である10%の100万円は、ファクタリング会社へ支払う必要があるため、通常の取引に比べて得られる金額が少なくなります。

期日前に振り込まれるというメリットはあるものの、手数料がかかるという点はデメリットとして覚えておきましょう。

売掛先の状況次第で利用できない

ファクタリングは、売掛債権があれば確実にできるわけではありません。

売掛先が倒産したらファクタリング会社は売掛金を回収できなくなるため、あまりにも売掛先の業績が悪い場合は契約を結べない可能性があります。

しかし裏を返せば、上記項目でも触れた通り、売掛先の業績さえ問題なしと判断されれば自社の経営状態は問われないというメリットであるともいえます。

売掛先の状況次第でファクタリングができないリスクがあることは覚えておきましょう。

売掛債権以上の金額は調達できない

ファクタリングは売掛債権の売却なので、売掛金以上の金額は調達できません。

たとえば、資金繰りに1000万円が必要であるにも関わらず、抱えている売掛債権が600万円だとします。融資を利用すれば1000万円を調達できる可能性はありますが、ファクタリングは売掛債権以上の金額は調達できませんので、この場合は最大で600万から手数料を引いた額となります。

自身が望む金額を必ず調達できるわけではないという点は、デメリットとして覚えておきましょう。

資金繰りの悪化が懸念されるリスクがある

ファクタリングの契約形態は、大きくわけて「2社間」と「3社間」があります。

2社間は利用者とファクタリング会社の2社で契約が結ばれますが、3社間はここに売掛先が加わるため、自身がファクタリングを利用していることが知られます。

そうすると、売掛先からすれば「資金繰りが悪化している企業」との認識となり、今後の取引に悪影響を及ぼす可能性が0であるとは断言できません。

売掛先へ知られずにファクタリングを行いたいのであれば、3社間ではなく2社間で契約できる会社を選ぶようにしましょう。

悪質業者が存在する

最後のデメリットは、ファクタリング会社には悪質業者が多く存在しているという点です。

金融庁も「ファクタリングに関する注意喚起」というコンテンツにて、給与ファクタリングの危険性を説明しています。

もちろん、企業間で取り引きされる売掛債権を売買するファクタリングは違法行為ではありません。金融庁が注意喚起しているのは、給料債権を売買する給料ファクタリングです。

とはいえ、通常のファクタリング会社にも少なからず悪質業者は潜んでいます。

手数料の比較、対応、口コミ評価などを参考にしながら、自身が利用を考えているファクタリング会社が悪質業者かどうかは必ずチェックするようにしましょう。

まとめ

ファクタリングを利用するメリットとデメリットを詳しく解説していきました。

最短即日で売掛債権を期日前に現金化できるファクタリングは、早急に資金を調達したい方におすすめしたい新しい資金調達の方法です。

融資を受けることができない方でも利用できるため、資金繰りに困窮している方や、早急にまとまった資金を確保したい方は、ぜひファクタリングの利用を検討してみてください。

安心の2社間でファクタリングができる『QuQuMo』では、申し込みから入金までのすべての工程を完全オンラインで完結できるシステムを構築しました。

自宅にいながらファクタリングを行うことができ、必要書類や手続きもすべてスマホやパソコンがあれば完結できますので、最短2時間で入金することが可能です。

業界トップクラスの低コストで、売掛先へ通知がいかない2社間でファクタリングが行えます。まずはお気軽に無料の見積もりをお試しください。