2022-09-21
【厳選9社】大手ファクタリング企業まとめ|大手のメリット・デメリットも解説
ファクタリングは売掛債権を売却し、その代価を得るサービスであるため、貸付けと違い、資金調達を利用しようとしている企業の信用力よりも、売掛債権の回収リスク・売掛先企業の信用力が重要です。
そして、利用企業そのものの信用力が大きく問われないからこそ、ファクタリングは大手企業から中小企業まで、多くの企業で利用できる機会があるといわれています。
しかしながら、多くの企業が利用できるとはいえ、ファクタリングサービスを提供する企業にも大手企業から中小企業が存在し、「中小企業は大手と比べると何となく不安・・・」と感じている経営者の方は多いことと思います。
そこで今回の記事では、ファクタリング提供企業の3種の系統、ファクタリングを利用するにあたって大手企業を選択することの利点、大手企業だからこその特徴などを詳しく解説していきます。「大手ファクタリング会社おすすめ9選(系統別)」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ファクタリング会社は大きく分けて3種類
ファクタリングサービスの提供企業が大手であるのか、中小であるのかという違いは、提供されるサービスの違いや、運営母体の違いとして表れます。まずは、ファクタリングサービスを提供する、企業の種別に関して解説していきましょう。大きくは「銀行系」「ノンバンク系」「独立系」という3種類の系統に区別されており、以下のような特徴があります。
ファクタリング会社の種別 | 得意なサービス | 手数料相場 | 審査 | 契約金額 | 処理スピード |
---|---|---|---|---|---|
銀行系 | 3社間ファクタリング | ~10% | 厳しい | 高額(100万円~) | ゆっくり |
ノンバンク | 2社間・3社間ファクタリング | ~15% | 中 | 中~高額 | 中程度 |
独立系 | 2社間ファクタリング | ~30% | 緩い | 小口~高額 | 速い |
ここからは、それぞれの特長について解説していきます。
銀行系ファクタリング企業
銀行系ファクタリング企業は、運営母体が都市銀行や地方銀行などで、つまりはファクタリング企業が銀行の子会社であるケースを表しています。
資金調達としては方法がまったく異なるのですが、運営母体が銀行であることもあり、ファクタリングを利用する場合、融資と似たメリット・デメリットを感じやすい点が特徴です。
代表的なメリットとしては、手数料率の相場が10%未満に推移するといったように、融資の場合と同程度の費用負担で済むことが挙げられます。
しかしながら、融資と似た特徴になりやすいため、審査に要する時間が長期に亘ること、審査自体が厳しめであること、最低でも100万円からの大口契約しか扱っていないケースが多いことなどが、デメリットとして挙げられます。
ノンバンク系ファクタリング企業
ノンバンク系ファクタリング企業は、運営母体に預金業務を扱わない消費者金融(貸金業者やクレジットカード会社など)が位置しているファクタリング企業のことを意味しています。
銀行系ファクタリングにも同様に見られる特徴として、3社間ファクタリングを提供しているケースが多く手数料は比較的、安価な傾向にあります。
さらに、ノンバンク系の場合には、取り扱う売掛債権が売掛金に留まらず、建築債権や薬剤報酬債権、介護報酬債権といったように、幅広い売掛債権を買取対象としているケースが多いのが大きな特徴です。
しかしながら、ノンバンク系は他2種と比較して、開示されている情報が少ないため、利用前の慎重な情報収集が重要になる点には注意が必要です。
独立系ファクタリング企業
独立系ファクタリング企業は、何らかの運営母体が存在するというよりも、独立した企業が専門的にファクタリングを提供しているものを指すことが一般的です。
銀行系、ノンバンク系と比べると規模の小さな会社が多い傾向にあり、その分、柔軟なサービスの提供に対応できる自由度の高さが特徴的です。
他2系統と比較して、現金化の即日対応なども提供していることが多く、小口契約からでも受け付けてくれるといったように、資金繰りが一刻と変化する中小企業にとって利用しやすいといえます。
しかしながら、柔軟なサービス対応をするにあたって、2社間ファクタリングを提供するケースが多いため、結果として手数料が高くつきやすいことがデメリットになりやすいです。
大手「銀行系ファクタリング」企業3選
まずは「銀行系」のファクタリング会社で、大手の企業3社です。銀行系ファクタリング会社では、低手数料で安心の資金調達が可能で、審査は厳しめですが、コストを抑えたい方におすすめです。
SMBCファイナンスサービス
SMBCファイナンスサービスは、「三井住友銀行グループの信頼感」「迅速な資金調達」「豊富な資金力による高額買取」が魅力の、大手銀行系ファクタリング会社です。
【SMBCファイナンスサービスの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 非公開 |
買取可能金額 | 非公開 |
契約方法 | 3社間(保証ファクタリング) |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 非公開 |
運営会社 | 三井住友カード株式会社 |
公式サイト | https://www.smbc-card.com/business/factoring_bonds/index.jsp |
SMBCファイナンスサービスは、三井住友銀行グループの信頼性を背景に、企業の資金繰り円滑化を支援する銀行系ファクタリングサービスです。最大の特徴は、売掛金回収リスクを軽減する「保証ファクタリング(三井住友銀行より委託)」で、売掛先倒産時にも三井住友銀行が保証することで、企業の資金繰りを守ります。2024年4月に三井住友カード株式会社と合併したため、手数料など詳細は非公開となっています。
国内外の取引に加え、建設業界向けサービスなど、多様なニーズに対応できるところも強みです。三井住友銀行グループの豊富な実績と信頼は、特に大口取引や安定した資金調達を求める大手企業にとって大きな安心材料となります。
売掛先に通知することなく利用できるため、取引関係を維持したまま、資金調達が可能です。信頼性と安定性を重視する企業にとって、SMBCファイナンスサービスは最適な選択肢といえるでしょう。
【SMBCファイナンスサービスの特徴】
保証ファクタリングの提供:売掛金の回収不能リスクを軽減する保証サービスを提供し、資金繰りの安定をサポート 三井住友銀行グループの信頼性:グループの一員として、豊富な取引実績と高い信頼性を誇り、大口取引にも対応可能 |
三菱UFJファクター
三菱UFJファクターは「三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼性」と「豊富な資金力による柔軟な対応」、そして「全国規模のネットワークと充実したサポート体制」が魅力の、大手銀行系ファクタリング会社です。
【三菱UFJファクターの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 非公開 |
買取可能金額 | 非公開 |
契約方法 | 3社間(保証ファクタリング、下請債権保全支援事業、国際ファクタリング) |
買取対象 | 受取手形、売掛金、電子記録債権 |
必要書類 | 非公開 |
運営会社 | 三菱UFJファクター株式会社 |
公式サイト | https://www.muf.bk.mufg.jp/ |
三菱UFJファクターは、三菱UFJ銀行グループに属する大手銀行系のファクタリング会社であり、1977年に設立されて以来、長年の実績を持っています。資本金は20億8,000万円で、従業員数は約600名を超え、安定した経営基盤を誇ります。
三菱UFJファクターの主なサービスは、売上債権の保証型ファクタリングです。このサービスでは、取引先が倒産した場合でも、保証限度額内で売掛金を100%保証してくれるため、企業は資金繰りのリスクを大幅に軽減できます。特に、建設業や中規模以上の法人事業主にとっては、売掛金の回収リスクを回避するための強力なサポートとなります。
ただし、三菱UFJファクターは3社間ファクタリングのみを対象としていて、売掛先からの承諾が必要となりますので注意しましょう。
【三菱UFJファクターならではの特徴】
高い信頼性:三菱UFJ銀行グループの一員として、長年の実績と安定した経営基盤を持つ 保証型ファクタリング:売掛金の100%保証を提供し、取引先の倒産リスクを軽減 多様なサービス:3社間ファクタリングや国際ファクタリングなど、企業のニーズに応じた柔軟なサービスを展開 |
みずほファクター
みずほファクターは、「みずほ銀行グループの強力なバックボーン」「幅広い業種・規模の企業に対応可能」「迅速な審査と資金調達」という魅力を持つ、大手銀行系のファクタリング会社です。
【みずほファクターの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 非公開 |
買取可能金額 | 非公開 |
契約方法 | 3社間(国内ファクタリング、下請債権保全事業、国際ファクタリング) |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 非公開 |
運営会社 | みずほファクター株式会社 |
公式サイト | https://www.mizuho-factor.co.jp/ |
みずほファクターは、みずほ銀行の100%子会社として1977年に設立された、業界トップクラスの信頼と実績を誇るファクタリング会社です。その最大の特徴は、メガバンク系ならではの「信用力」と「資金力」に裏打ちされた幅広いサービス展開です。
国内外のファクタリングに対応していて、国際ファクタリングでは、世界各国の金融機関と連携したスムーズな取引が行えます。また、売掛債権の早期資金化や回収リスクの軽減を目的とした「回収保証」や「債権流動化」など、多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
ただし、対応しているのは、3社間の取引のみです。手数料・審査通過率・入金までの期間・買取可能金額買取対象・必要書類など、詳細情報も非公開のため、急な資金調達には向いていない可能性があります。
【みずほファクターの特徴】
信頼性の高いブランド:みずほ銀行グループに属し、金融業界での豊富な実績による高い信頼性 柔軟なプラン提供:中小企業向けにカスタマイズされたファクタリングプランがあり、個々のニーズに応じた提案が可能 全国対応:各地の事業主にサービスを提供しており、地域を問わず利用しやすい体制が整っている |
大手「ノンバンク系ファクタリング」企業3選
次は「ノンバンク系」のファクタリング会社で大手の企業3社を紹介します。ノンバンク系大手のファクタリング会社は、銀行融資より迅速で、独立系より手数料が安い傾向があります。こちらでは、信頼性と実績のある大手ノンバンク系ファクタリング会社3社を厳選しました。
AGビジネスサポート
AGビジネスサポートは、「手数料が安い」「審査スピードが速い」「2社間ファクタリングに対応」という特色を持つ、大手ノンバンク系のファクタリング会社です。
【AGビジネスサポートの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 2%~ |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 最短即日 |
買取可能金額 | 10万円~ |
契約方法 | 2社間・3社間 |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 顔写真付きの本人確認書類 買取希望の請求書 入金済みの請求書 入金が確認できる通帳 |
運営会社 | AGビジネスサポート株式会社 |
公式サイト | https://www.aiful-bf.co.jp/products/factoring/ |
AGビジネスサポートは、アイフルグループ傘下のノンバンク系ファクタリング会社で、法人・個人事業主向けに迅速な資金調達サービスを提供しています。売掛債権の現金化に特化し、最短即日、最低10万円から対応可能です。
アイフルのノウハウを活かした独自の審査基準により、審査通過率は非公開ながら、厳しい条件下でも資金調達できる可能性があります。例えば、他社で断られた事業者で、赤字決算・債務超過・税金未納などの状況でも、柔軟な審査を受けられます。担保も保証人も不要で、オンライン手続きで完結できる手軽さなどが魅力です。
公式HPでは、「売掛債権ファクタリング5秒診断」で簡易審査が可能です。必要書類も最小限で、診断結果が良好であれば、すぐに申し込みを進められます。AGビジネスサポートは、忙しい経営者にとって、迅速かつ手軽な資金調達手段として最適なサービスといえるでしょう。
【AGビジネスサポートの特徴】
迅速な資金調達:最短即日での現金化が可能で、急な資金ニーズにも対応 柔軟な審査基準:赤字決算や債務超過、税金未納があっても審査可能 信頼性の高い運営基盤:アイフルグループの一員として、累計15万口座以上の実績を持つ |
NTT・TCリース
NTT・TCリースは、「NTTグループの強みと信頼性」と「豊富な資金力と高い信用力」、そして「幅広い業界知識と高度な金融ノウハウ」という魅力を持つ、大手ノンバンク系のファクタリング会社です。
【NTT・TCリースの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 非公開 |
買取可能金額 | 非公開 |
契約方法 | 3社間(売掛債権ファクタリング・診療報酬債権ファクタリング) |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 非公開 |
運営会社 | NTT・TCリース株式会社 |
公式サイト | https://www.ntt-tc-lease.com/ |
NTT・TCリースは、2020年にNTTファイナンスのリース・ファイナンス事業を分離独立させ、NTTと東京センチュリーの資本業務提携によって設立された大手ノンバンク系ファクタリング会社です。NTTグループの圧倒的な信用力と東京センチュリーの豊富な知見を活かし、国内外でのファクタリング事業も展開しています。
特に注目すべきは、NTTグループの900社以上のネットワークを活用したビジネス展開と、自治体や官公庁との豊富な取引実績です。また、NTT・TCリースは資本金100億円を有し、金融機関からの信頼性も非常に高いです。
ファクタリングサービスでは、3社間ファクタリングや診療報酬債権ファクタリングに対応し、売掛金の回収リスクを低減する仕組みを提供しています。手数料や審査通過率などの情報は非公開となっていますが、オンライン完結はできないようなので、審査から入金までは少し時間を要するかもしれません。
【NTT・TCリースの特徴】
NTTグループの信用力とネットワーク:NTTグループの900社以上のネットワークを活用し、自治体や官公庁との取引実績も豊富 資本金100億円の安定性:大手ノンバンク系として、資本力と金融機関からの信頼性が高い 多様なファクタリングサービス:3社間ファクタリングや診療報酬ファクタリングに対応 |
オリックスのファクタリング
オリックスのファクタリングは、「医療系債権のファクタリングに強い」「オリックスグループの信頼感」「幅広い買取対象」という特色を持つ、大手ノンバンク系のファクタリング会社です。
【オリックスファクタリングの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 非公開 |
買取可能金額 | 非公開 |
契約方法 | 3社間(売掛債権ファクタリング・診療報酬債権ファクタリング) |
買取対象 | 売掛金、手形(売掛債権担保融資もあり) |
必要書類 | 非公開 |
運営会社 | オリックス株式会社 |
公式サイト | https://www.orix.co.jp/grp/ |
オリックスのファクタリングは、日本を代表する総合金融サービス企業であるオリックス株式会社が提供するサービスです。1964年設立の上場企業であり、資本金約2,200億円、国内外に1,000以上のグループ会社を持つ規模感から、信頼性の高さが際立っています。
オリックスのファクタリングは、売掛債権を現金化することで資金調達を支援する仕組みで、特に医療・介護・調剤報酬債権のファクタリングに強みを持っています。また、手形買取や売掛債権担保融資など、幅広い金融ソリューションを提供しており、業界特化型のサービスが特徴です。
ただし、基本は3社間取引となっているため、利用者が売掛先から譲渡承諾を得る必要があります。財務が健全な企業や医療機関に適したサービスとなっていて、資金調達のスピードよりも信頼性や安定性を重視する事業者に向いています。
【オリックスの特徴】
高い信頼性:上場企業であるオリックスが提供するサービスで、資本力と取引実績が豊富 医療・介護分野に特化:医療機関に特化したファクタリングサービスを提供しており、診療報酬や介護報酬の債権にも強い 幅広い金融解決策を持つ:売掛金の買取だけでなく、手形買取や担保を利用した融資など、さまざまな選択肢がある |
大手「独立系ファクタリング」企業3選
最後は「独立系」のファクタリング会社で大手の企業3社です。現金化が迅速かつ柔軟に行える「独立系ファクタリング」会社は、少額から大口まで対応可能です。
大手と呼ばれる基準は厳密ではありませんが、金融機関との連携実績や資本金の規模が目安となっています。こちらでは、おすすめの大手独立系ファクタリング会社を3社厳選してご紹介します。
QuQuMo(ククモ)
QuQuMoは、「安心の2社間ファクタリング」「業界トップクラスの低手数料」「最速2時間の入金」という魅力を持つ、大手の独立系ファクタリング会社です。
【QuQuMoの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 1%~ |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 最短2時間 |
買取可能金額 | 上限なし |
契約方法 | 2社間 |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 請求書 通帳 本人確認書類 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
公式サイト | https://ququmo.net/ |
QuQuMo(ククモ)は、株式会社アクティブサポートが運営するオンライン完結型のファクタリングサービスで、特に迅速な資金調達と低手数料が特徴です。売掛金は最短2時間で現金化され、手続きはすべてオンラインで完結します。煩雑な書類や対面手続きは不要なので、忙しい経営者の貴重な時間を節約できます。
QuQuMoの信頼性は、98%という高い審査通過率からも明らかです。これは、多くの企業が利用しやすい環境が整備されている証といえるでしょう。手数料は1%~と業界でも競争力があり、買取可能額に上限がないため、数百万円から1,000万円を超える大規模な取引にも対応可能です。急な資金需要にも柔軟に対応できるため、多くの企業から支持を集めています。
債権譲渡登記が不要なため、取引先にファクタリング利用が知られる心配がありません。取引先の信用リスクを回避しながら、迅速な資金調達を実現できます。
【QuQuMoの特徴】
迅速な資金調達:最短2時間で入金が可能。急な資金不足にも対応できるスピード感が魅力 業界最安水準の手数料:手数料は1%~と低く、少額から高額まで幅広い売掛債権に対応 完全オンライン完結:手続きはオンラインで完結し、必要書類は請求書と通帳のコピーのみ。取引先に知られる心配も不要 |
PMG(ピーエムジー)
PMGは、「中小企業の資金繰りに365日対応可能」「最短で即日入金」「丁寧なサポート」といったサービスを提供している、大手の独立系ファクタリング会社です。
【PMG(ピーエムジー)の概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 2%~ |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 最短2時間 |
買取可能金額 | 50万~2億円 |
契約方法 | 2社間、3社間 |
買取対象 | 売掛取引の債権(請求書、売買契約書など) |
必要書類 | 通帳 決算書 請求書 |
運営会社 | ピーエムジー株式会社 |
公式サイト | https://p-m-g.tokyo/ |
PMG(ピーエムジー)は、中小企業の資金調達支援に特化したファクタリング会社で、2015年に設立されました。2024年10月時点の買取総額は1,840億円に達し、業界での信頼と実績を築いています。
PMGの強みは、最短2時間という迅速な即日現金化による資金調達力です。これは、資金繰りに悩む中小企業にとって大きなメリットで、急な資金需要にも対応可能です。年間8,000件を超える相談実績と高いリピート率、他社からの乗り換えの多さも、顧客満足度の高さを示しています。
PMGは、単に資金調達サービスを提供するだけでなく、顧客の状況に合わせた丁寧なヒアリングと最適なソリューションの提案を重視しています。専門知識を持つ担当者による親身なサポート体制も、多くの企業から信頼を得ている理由といえるでしょう。
【PMGの特徴】
柔軟な取引形態:2社間・3社間ファクタリングに対応、プライバシーを守る2社間ファクタリング 信頼性と透明性:顧客の利益最優先、誠実な対応、信頼関係の構築。手数料は1.0%~ 全国対応と多様なサービス:日本各地に拠点、オンライン契約可能。ファクタリングに加え、財務コンサルティングも提供。 |
ビートレーディング
ビートレーディングは、「最短50分の即入金」「7.1万社以上という高い取引実績」「充実したサポート体制」が強みの、大手独立系ファクタリング会社です。
【ビートレーディングの概要表】
項目 | 内容 |
---|---|
手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
審査通過率 | 非公開 |
入金までの期間 | 最短2時間(オンライン:最短50分) |
買取可能金額 | 下限・上限なし |
契約方法 | 2社間、3社間 |
買取対象 | 売掛金 |
必要書類 | 売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など) 通帳のコピー(2ヶ月分) |
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは創業10年以上で、累計取引件数7.1万社超、累計買取額1,550億円超(2025年3月時点)の実績を持つ、業界トップクラスの独立系ファクタリング会社です。
必要書類2点だけで資金調達が可能で、最短50分という迅速な対応が魅力です。買取金額に制限がないため、大規模企業も安心して利用でき、2社間・3社間ファクタリングなど、さまざまな形態に対応しています。
オンライン完結で全国どこからでも利用できるので、忙しい経営者におすすめです。月間1,000件以上の取引実績と、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の複数拠点による地域密着型のサポート体制で、高い信頼性を誇ります。急な資金需要にも柔軟に対応できる、利便性と信頼性に優れたサービスを提供している会社です。
【ビートレーディングの特徴】
圧倒的な実績:累計取引件数7.1万社以上、累計買取額1,550億円以上という業界トップクラスの実績 迅速な資金調達:必要書類2点で最短2時間の資金化が可能。審査時間もオンラインで最短50分 柔軟な対応力:買取可能額に制限がなく、オンライン完結や多様なファクタリング形態に対応 |
ファクタリング大手企業を利用するメリット・デメリット
ここでは、ファクタリング企業の中でも大手企業を利用することのメリット・デメリットについて、先に触れた内容も交えながら解説していきます。
大手のファクタリング企業のメリット
大手のファクタリング企業を利用するメリットには以下のものがあります。
運営母体の存在もあり信用度が高い
手数料が安い傾向にある
資金力に優れ、大口債権の買取も対応してもらいやすい
ここからは、それぞれのメリットについて、1つずつ解説していきましょう。
運営母体の存在もあり信用度が高い
中小規模のファクタリング業者は認知度が十分だとは言い難いです。
その一方で、銀行系、ノンバンク系に当てはまるケースが多い大手のファクタリング企業は、運営母体の認知度、実績、資金力も相まって、ファクタリングを利用する場合の信用度に優れているといえます。
手数料が安い傾向にある
大手ならではの資金力を活かして、手数料を安く設定しやすいのも大手企業の利点だといえます。
しかしながら、これは傾向としての話あり、大手だから安いと一概にいえるものではありません。利用するファクタリングの形態、回収予定の売掛債権の回収リスク等により手数料は変動するということを理解しておきましょう。
資金力に優れ、大口債権の買取も対応してもらいやすい
資金力が活かされるのは安価な手数料の設定だけではありません。資金力があることで、大口の売掛債権であっても、買取に対応してくれるケースが非常に多いです。
また、ファクタリングを利用するにあたって、複数の売掛債権を買い取ってくれるケースが多いことも、資金力に優れた大手企業だからこその利点だといえます。
大手のファクタリング企業のデメリット
大手のファクタリング企業を利用するデメリットには以下のものがあります。
手続き内容が煩雑であることも
審査が厳しいことが多い
小口債権の買取をしているケースは少ない
債権譲渡登記を条件とするケースも
こちらもそれぞれ詳しく見ていきましょう。
手続き内容が煩雑であることも
中小規模でサービスを提供することも多い独立系ファクタリング企業では、独自の審査システムの導入や、オンラインによる簡潔な手続きの提供も多いです。
しかしながら、大手企業となると、手続きのマニュアル化が浸透していることも多く、審査のために用意する書類が多くなったり、記入項目が多かったりと手続き上の手間が多くなりやすいです。
審査が厳しいことが多い
手続き内容の煩雑さがデメリットとして挙げられる原因にもつながるものですが、大手企業のファクタリング利用は審査が厳しいことが多いです。厳正な審査を行う必要があるが故に、手続きで必要とする情報も多くなりやすいのです。
少しでも早く売掛債権の現金化をしたいと考えている場合には、手続きのための準備から審査までの時間を考えても、あまりおすすめだとはいえないでしょう。
小口債権の買取をしているケースは少ない
大手のファクタリング企業は、企業経営を維持するにあたって、中小企業と比較すると、大きな利益を得る必要があります。
しかしながら、回収リスクが高まってしまう2社間ファクタリングを提供することが難しく、一方で、3社間ファクタリングでは手数料を極端に多く取れないといった背景もあり、結果的に大口債権の買取にフォーカスするに至っているのです。
債権譲渡登記を条件とするケースも
債権譲渡登記を行うことで、売掛債権の回収リスクが低減されるということもあり、大手のファクタリング企業では、債権譲渡登記手続きを行うことが、ファクタリング利用における条件としているケースも多いです。
ファクタリング利用者側からすると、回収リスクの低減につながるため、手数料を抑えてもらえるようになったりといった利点もあるのですが、債権譲渡登記をするにあたっては追加費用が発生します。
登記にあたっては、登録免許税や司法書士手数料などが発生しますが、それらの諸費用を合算すると数万円になるため、ファクタリング利用における費用であることに変わりありません。
ファクタリングの契約方法は2種類に分けられる
最後に、サービスとしてのファクタリングの2種類の形態について押さえておきましょう。ファクタリングを利用する際には、以下のどちらかを選択して行うことになります。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、ファクタリング利用者とファクタリング企業の2社間で行われるファクタリング形態であり、ファクタリングを利用する旨を売掛先企業に伝えることはありません。
利用の旨が売掛先企業に伝えられることはないため、売掛先企業は、売掛債権に記載された入金日に利用者に対して代金の支払いを行います。
ファクタリング契約(売掛債権の売買契約)が締結した後に、代金の支払い(売掛債権の現金化)は済まされることが一般的です。
そのため、ファクタリング利用企業は、売掛先企業から支払われた債権分の代金を受け取った後、ファクタリング業者へと支払いなおすことになります。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、ファクタリング利用者とファクタリング企業に加えて、売掛先企業も含めた3社間で行われるファクタリング形態です。そのため、売掛先企業はファクタリングが利用される旨を認知することになります。
売掛先企業側も債権譲渡が移行した旨を理解しているため、債権の支払いは、売掛先企業からファクタリング企業へと直接行われることになります。
まとめ
ファクタリング提供企業の3種の系統からはじまり、大手のファクタリング会社厳選9社、大手のファクタリング企業を利用することのメリット・デメリット、そしてファクタリングの2種の形態まで解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
大手のファクタリング企業に該当する企業は、銀行系、ノンバンク系で、母体が誰もが耳にしたことがある大企業であるということが多く、ファクタリングの形態として3社間ファクタリングを提供していることが一般的です。
大手であるからこそ、資金力に優れ、大口の売掛債権の買取も行ってくれるのは利点ですが、一般にファクタリングが中小企業にとっても利用しやすいといわれていることを考えると、大手のファクタリング企業を利用することは、少し特色が違うということを実感してもらえたかと思います。
実際にファクタリングを利用する際には、さまざまな諸条件を考慮して、最も自社の事情に適した企業を選んでもらえればと思います。
完全オンライン完結型の2社間ファクタリングを提供する『QuQuMo』では、スマホがあればどこでも契約が締結できる安心のサービスを提供しています。
業界トップクラスの手数料の安さと、2社間ファクタリングならではのスピード感が特徴で、申し込みから入金まで最短2時間で完了できます。
ファクタリング会社の選定に悩んでいる方は、ぜひQuQuMoの利用をご検討ください。