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2024-08-09

請求書の売却(ファクタリング)とは?メリット・デメリットやおすすめサービス5選を解説

売掛金の回収が数ヶ月先になり、その間の資金繰りに苦しんでいる企業も少なくありません。特に開業したばかりで資金がほとんどない場合や、経営状況が厳しく、倒産の可能性がある企業は不安を抱えているでしょう。このような場合に、早期にお金を得る手段として有効なのが、請求書の売却です。

この記事では、早期に請求書の売却をするメリットやデメリットについて紹介します。

請求書の売却とは?


請求書の売却とは、売掛債権の買取を行う企業に請求書を売却し、本来の支払い期日より前に売掛金を現金化する方法です。一般的には「請求書買取サービス」または「ファクタリング」と呼ばれます。

請求書を売却する方法は、二社間ファクタリングと三社間ファクタリングの2種類です。まずは、それぞれの仕組みや取引の流れを見てみましょう。

二社間ファクタリングの仕組み

2社間ファクタリング
二社間ファクタリングは取引先が介入せず、利用者とファクタリング会社の2社間で行う契約方式です。具体的な流れをご紹介します。

<二社間ファクタリングの流れ>

  1. ファクタリング会社へファクタリングの申し込みを実施する
  2. 必要な書類を提出して、ファクタリング会社から審査を受ける
  3. ファクタリング会社とファクタリング契約を締結する
  4. ファクタリング会社が指定口座へ手数料を引いた買取額を振り込む
  5. 売掛先から回収した売掛金をファクタリング会社へ支払う

二社間の場合、債権の譲渡が行われた事実は取引先に通知されません。内密に資金調達を進められるほか、最短即日で素早く現金化できる点がメリットです。

三社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリング

三社間ファクタリングは、先述した二社間に取引先を加えて行う契約方式です。具体的な流れを見てみましょう。

<三社間ファクタリングの流れ>

  1. ファクタリング会社へ3社間ファクタリングの契約を申し込みする
  2. 売掛先へファクタリング利用することを通知して承諾を得ておく
  3. ファクタリング会社へ売掛先の売掛金を債権譲渡する
  4. ファクタリング会社より手数料分を引いた買取額が口座へ入金される
  5. 売掛金支払い期日に売掛先よりファクタリング会社へ支払いされる

取引先への通知が必須となる一方、手数料を安く抑えやすい点は三社間ファクタリングのメリットです。返済は売掛先が行うため、利用者の手間も減ります

早期に請求書の売却をするメリット


早期に請求書を売却するメリットは、大きく次の5つです。

<早期に請求書の売却をするメリット>

それぞれの特徴を解説します。

最短即日で現金化できる

請求書の売却は即金性が高く、最短即日で現金化できる点がメリットです。

銀行融資の審査は慎重に行われており、結果が出るまでに数週間~数ヶ月を要します。一刻も早い資金調達を求める企業にとって、この期間は待ちきれないでしょう。融資を依頼している間にさらに資金繰りが悪化して、経営難に追い込まれる可能性もあります。

取引先の倒産リスクを回避できる

請求書の売却後、万が一取引先が倒産して代金が回収不能になっても、利用者はその責任を負いません。ファクタリングは償還請求権なしのノンリコース契約で行う場合が多く、ファクタリング会社が売掛金を回収できなくても、利用者には弁済義務が及ばない可能性が高いです。

赤字でも利用できる

自社が赤字経営や債務超過でも、請求書の売却は可能です。

銀行融資では、自社の決算内容が重視され、赤字では審査通過が困難といわざるを得ません。一方、請求書の売却において重視されるのは、取引先の支払い能力です。取引先の信用力に問題がなければ、利用者の財務状況に関わらず、素早い資金調達が期待できます

借金をするわけではない

請求書の売却は借金ではなく、売上を早期に現金化する資産の売却です。信用情報に影響を与える心配がなく、支払遅延によるいわゆるブラックリスト入りのリスクも避けられます。

負債を増やさずに資金繰りを改善できるため、将来的に日本政策金融公庫などから融資を受ける際も、健全な財務体質を維持した状態で審査を受けられます。特に信用力が重視される個人事業主やフリーランスにとって、これは大きなメリットです。

保証人なしで利用できる

銀行融資では、多くのケースで返済遅延に備えた保証人が求められます。しかし、多額の債務を肩代わりする保証人を探すのは困難です。保証人が見つからず、融資の申請を断念する方も多いでしょう。

一方、請求書の売却は借入ではないため、原則として保証人や担保は不要です。万が一取引先が倒産しても、自社に支払い義務が生じず、第三者を巻き込むリスクもありません。

早期に請求書の売却をするデメリット

デメリットのブロック
早期の請求書売却には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも混在します。

<早期に請求書の売却をするデメリット>/p>

デメリットとして挙げられる3つのポイントを、具体的に見てみましょう。

手数料が引かれてしまう

請求書の売却は便利な反面、手数料が発生する点に注意が必要です。本来の支払日を待てば全額受け取れますが、ファクタリングを行う場合は1~20%程度の手数料が差し引かれます

この手数料率は、銀行融資の年利よりも高く設定される場合があります。手元に残る金額がいくらになるのかを正確に把握したうえで、ファクタリングを利用すべきか検討しましょう。

売掛金以上は資金にできない

請求書の売却は、あくまでも売掛債権の譲渡であり、請求額を超えた資金調達は不可能です。実際には手数料が差し引かれるほか、取引先の信用度次第では、買取額が制限される場合もあります。

借入のように、融資希望額を自由に設定できるわけではありません。保有している売掛債権以上の資金が必要な場合は、融資の利用を検討しましょう。

三社間取引では売掛先の承諾が必要になる

三社間取引は、二社間と比べて手数料が安い点が魅力です。しかし、売掛先の承諾が必須となり、債権を譲渡する旨を取引先に通知しなければなりません

取引先によっては「倒産危機にあるのではないか」「極端に資金繰りが悪化している」と懸念を持つ場合があります。これが原因で、企業間の付き合い方が見直される可能性もあるでしょう。最悪の場合は取引先の信用を失い、取引停止に追い込まれるリスクがあります。

おすすめの請求書買取サービス5選


請求書の買取に対応するサービスは多く存在します。ここでは、その中でも特におすすめできるファクタリング会社を5社に厳選し、特徴と併せてご紹介します。

<おすすめの請求書買取サービス5選>

それぞれを具体的に見ていきましょう。

QuQuMo

QuQuMo

QuQuMo(ククモ)は、申し込みから入金までが最短2時間で完了する、オンライン完結型のファクタリングサービスです。

【QuQuMoの概要】
手数料 1%~
審査通過率 98%
入金までの期間 最短2時間
買取可能金額 下限・上限なし
必要書類 請求書、通帳のコピー
契約方式 2社間
買取対象 法人、個人事業主
運営会社 株式会社アクティブサポート
公式サイト https://ququmo.com/

<QuQuMoの特徴>

  • 最短2時間と素早く現金化できる
  • 必要書類が少なく、手間がかからない
  • 小額から高額まで柔軟に対応

株式会社アクティブサポートが運営するQuQuMoは、スマホやPCからオンラインで手続きが完結する利便性の高さが魅力です。弁護士ドットコム監修の「クラウドサイン」を導入しており、セキュリティと法的信頼性を両立しています。

必要書類は、請求書と通帳の2点のみとシンプルで、赤字決算や税金滞納がある場合でも柔軟に相談できます。急ぎで運転資金を確保したい個人事業主や、法人から圧倒的な支持を得ているスピード感を重視する方に適したサービスです。

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ビートレーディング

ビートレーディング

ビートレーディングは、業界屈指の取引実績を誇り、スピードと信頼性を兼ね備えたファクタリング業界の大手サービスです。

【ビートレーディングの概要】
手数料 6.8%~10.3%(平均)
審査通過率 98%
入金までの期間 最短2時間
買取可能金額 1万円~7億円
必要書類 請求書、通帳のコピー
契約方式 2社間、3社間
買取対象 法人、個人事業主
運営会社 株式会社ビートレーディング
公式サイト https://betrading.jp/

<ビートレーディングの特徴>

  • 買取実績が豊富
  • 最短2時間のスピード入金が可能
  • 必要書類は2点のみ

ビートレーディングは、ファクタリング業界のパイオニア的存在として知られ、累計1,300億円を超える豊富な買取実績を誇ります。最大の特徴は、一般的な請求書だけでなく、仕事を受ける前の注文書の段階で資金化できる点です。

専任のコンサルタントが丁寧にサポートしており、初めて利用する方も安心でしょう。全国に拠点を構えており、オンラインだけでなく対面での相談も可能です。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人が運営する、非営利組織ならではの低手数料と透明性が特徴のサービスです。

【日本中小企業金融サポート機構の概要】
手数料 1.5%~
審査通過率 95%
入金までの期間 最短3時間
買取可能金額 下限・上限なし
必要書類 請求書、通帳のコピー
契約方式 2社間、3社間
買取対象 法人、個人事業主
運営会社 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
公式サイト https://chushokigyo-support.or.jp/

<日本中小企業金融サポート機構の特徴>

  • 一般社団法人の運営で安心感がある
  • 手数料が安く、コストを抑えやすい
  • 助成金の提案などコンサルティング業務も実施

公共性の高い一般社団法人運営しており、営利追求を第一としないため、手数料が1.5%〜と低く設定されているのが特徴です。国から認定を受けた「経営革新等支援機関」でもあり、単なる資金提供に留まらず、M&Aや助成金の活用など経営全般のアドバイスも受けられます。

10万円程度の少額から数億円規模まで対応しており、信頼とコストパフォーマンスの両方を重視する経営者に支持される組織です。

PAY TODAY

PayToday

PAY TODAYは、AI審査を活用したデジタル完結型のサービスで、特に手数料の安さと透明性にこだわったファクタリングです。

【PAY TODAYの概要】
手数料 1~9.5%
審査通過率 非公開
入金までの期間 最短30分
買取可能金額 10万円~上限なし
必要書類 確定申告書、通帳コピー、請求書、本人確認書類
契約方式 2社間、3社間
買取対象 法人、個人事業主、フリーランス
運営会社 Dual Life Partners株式会社
公式サイト https://paytoday.jp/

<PAY TODAYの特徴>

  • 手数料が固定されている
  • AI審査を導入しており、素早く入金される
  • フリーランスも利用できる

PAY TODAYは、AI審査を軸にしたテック系のファクタリングサービスです。最大の特徴は、2社間ファクタリングながら、上限手数料が9.5%と明記されている点にあります。透明性が高く、安心して見積もりを依頼できるでしょう。

オンラインですべての手続きが完結し、最短30分で入金が完了します。開業直後の企業やフリーランスなど、次世代のビジネス層から高い評価を得ているサービスです。

ベストファクター

ベストファクター
ベストファクターは、高い審査通過率と丁寧なコンサルティングが特徴で、財務状況の改善までを視野に入れた支援を行うサービスです。

【ベストファクターの概要】
手数料 2%~
審査通過率 92.2%
入金までの期間 24時間以内
買取可能金額 30万円~1億円
必要書類 請求書、通帳コピー、本人確認書類
契約方式 2社間、3社間
買取対象 法人、個人事業主
運営会社 株式会社アレシア
公式サイト https://bestfactor.jp/

<ベストファクターの特徴>

  • 審査基準が柔軟
  • 注文書のファクタリングが可能
  • 財務改善の無料提案を実施

株式会社アレシアが提供するベストファクターは、他社で断られた際の駆け込み寺としても利用されるサービスです。審査通過率は92.2%と高い水準で、決算内容よりも現在の売掛金の質を重視して、利用の可否を判断します。

また、単に資金を融通するだけでなく、独自の財務コンサルティングを無料で実施する点も特徴的です。利用後に、いかにしてファクタリングに頼らない経営に戻すかまで一緒に考えてくれる、伴走型の支援スタイルが多くの経営者に支持されています。

請求書の売却に関するよくある質問


この記事の最後に、請求書の売却に関するよくある質問にお答えします。

<請求書の売却に関するよくある質問>

それぞれを具体的に見ていきましょう。

請求書の売却とは?

請求書の売却とは、自社の資産である売掛債権を譲渡する資金調達方法です。

専門のファクタリング会社に請求書を譲渡することにより、本来の支払い期日よりも前に売掛債権を現金化できます。受け取れる金額は、売掛債権から所定の手数料を差し引いた金額です。

二社間ファクタリングと三社間ファクタリングの違いは?

取引先がファクタリングに関与するかどうかです。

三社間の場合、取引先への通知が必須となります。一方の二社間は、原則として取引先に内密にしたまま、債権譲渡を進められます。手数料を安く抑えたい場合は三社間が、素早く資金調達したい場合は二社間がおすすめです。

手数料はいくらくらいかかる?

利用するファクタリング会社や契約方式によって変わるため、一概にはいえません。

三社間の場合、手数料の目安は1~10%です。一方の二社間は、ファクタリング会社が背負うリスクが大きくなる分、手数料も10~20%程度と割高に設定される傾向があります。仮に100万円のファクタリングを手数料10%で行った場合、支払う手数料は10万円です。

まとめ

請求書の売却とは、自社が保有する売掛債権をファクタリング会社に譲渡して、現金化する資金調達方法です。早期に請求書を売却すると、最短即日で現金化できるほか、取引先の倒産リスクも回避できます。ただし、手数料が引かれるなどのデメリットも混在します。

QuQuMoは、取引先への通知がない二社間に特化したファクタリングサービスです。手数料は1%~と業界最安級で、申し込みから入金までの期間も最短2時間と、素早く現金化できます。請求書の売却をご検討中の方は、ぜひQuQuMoにお問い合わせください。

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  • 【監修者】鈴木 孝明(すずき たかあき)

  • 税理士 [登録番号:142076]/すずき会計事務所 代表

    20代で税理士試験に合格後、国内の税理士事務所に勤務。その後、独立し「すずき会計事務所」を開業。
    中小企業・個人事業主様を中心に、税務・会計支援を行っており、ファクタリングを含む資金繰り支援に関する実務経験も豊富。

  • すずき会計事務所のプロフィール