オンライン対応のファクタリングサービスは、申し込みから入金までの手続きをWeb上で完結できるのが魅力です。迅速かつ簡単に資金を調達できることから、近年ではオンラインファクタリングを利用する方が増えています。

この記事では、厳選した7社のオンラインファクタリングをご紹介します。オンライン完結型サービスのメリットとデメリットについても解説しますので、ファクタリングサービス選択の参考情報としてお役立てください。

オンライン対応のファクタリングサービス厳選7社

近年、オンライン対応のファクタリングサービスが増えており、新たな資金調達方法として注目を集めています。本記事でご紹介するオンラインファクタリングは以下の7社です。

以下では、各社の特徴について解説します。

QuQuMo

QuQuMoは、最短2時間での現金化が可能なオンラインファクタリングです。利用可能額に制限がなく、少額から高額まで幅広く対応しています。

【QuQuMoの概要表】

QuQuMoは、スマホやパソコンで簡単に手続きを進められ、速ければ最短2時間で入金が完了します。契約の際には弁護士ドットコムが監修する「クラウドサイン」を使用するため、情報が外部に漏れることもありません。

また、必要書類が3点と少なく、手軽に申し込めるところも魅力です。債権譲渡登記が不要で、売掛先に知られずに資金調達できることから、利用しやすいファクタリングサービスといえるでしょう。

QuQuMoは、すべての手続きをオンライン化しており、業界最安水準の手数料を実現しています。手元に多くの資金を残せる点も特筆すべきポイントです。

ペイトナー【個人向け】

ペイトナーは、フリーランス・個人事業主向けのオンラインファクタリングです。事業計画書などの煩わしい書類の提出が不要なため、すぐにサービスを利用できます。

【ペイトナーの概要表】

ペイトナーの特徴は、入金までのスピードが速いところです。AI審査を採用しており、申し込みから最短10分で審査・入金が完了するため、急な資金ニーズにも対応できます。手数料は一律10%で、初期費用や月額費用、サービス利用料は一切かかりません。

申し込みに必要な書類は「支払期日が確定している請求書」「口座の入出金明細」「顔写真がある身分証明書」の3点です。事業計画書や決算書などの書類に加えて、特定の口座開設も不要なため、資金調達に時間や労力をかけたくない方にも向いています。スピード感や効率性を重視する方は、ペイトナーを利用するとよいでしょう。

バイオン

バイオンは、請求書の即日買取に対応しているオンラインファクタリングです。入金待ちの請求書があれば、誰でも簡単に利用できます。

【バイオンの概要表】

バイオンは、最短60分で事業資金を調達できるスピード対応を強みとしています。独自のAI審査により、来社や面談が不要なため、特に時間がない方にとって便利なサービスです。申込方法は至ってシンプルで、必要書類をアップロードするだけで手続きが完了します。

また、バイオンでは5万円からの申し込みが可能です。少額買取に対応しているため、法人だけでなく、フリーランスや個人事業主の方の利用にも適しています。さらに売掛先への通知が不要な「2社間ファクタリング」であることも、バイオンが選ばれる理由の1つです。

ラボル【個人向け】

ラボルは、東証プライム上場企業の子会社である株式会社ラボルが運営するオンラインファクタリングです。フリーランス・個人事業主向けのファクタリングサービスで、1万円からの買取に対応しています。

【ラボルの概要表】

ラボルには「面談不要・Web完結」という特徴があり、最短30分での資金調達が可能です。そのうえ、買取可能金額の幅が広く、請求書の一部買取にも対応しているため、さまざまなシーンで活躍してくれます。提出書類は3点のみで、決算書や契約書などの面倒な書類は必要ありません。

また、ラボルの運営会社は東証プライム上場企業（株式会社セレス）の子会社です。大手系列という安心感があるため、ファクタリングサービスを初めて利用する方、取引に不安がある方も利用しやすいでしょう。

請求QUICK

請求QUICKは、請求書の作成から入金消込、仕訳までを一元化できる請求書発行システムです。「入金QUICK」というファクタリング機能を搭載しており、この機能を使えば、請求QUICKで発行した請求書を手軽に資金化できます。

【請求QUICKの概要表】

入金QUICKは、関連サービスの「請求QUICK」で発行した請求書をそのまま利用できるオンラインファクタリングです。Web上で既に発行している請求書を選択し、申請ボタンを押すだけで手続きが完了します。

入金スピードはそこまで速くありませんが、2回目以降は最短2営業日で現金化が可能です。手数料が0.5%からと低く設定されており、手元に多くの資金を残せるため、利用を検討する価値は十です。

なお、入金QUICKでは専任担当者によるサポートを実施しています。さらにSBIグループが提供する信頼性の高いサービスであるため、ファクタリング初心者でも安心して利用できるでしょう。

OLTA

OLTAは、累計事業者数10,000件、累計申込金額1,000億円を達成しているファクタリングサービスです。日本初のオンラインファクタリングで、AIを活用した「はやい・かんたん・リーズナブル」なサービスを提供しています。

【OLTAの概要表】

OLTAの特徴は、AIを用いた審査を導入していることです。これにより、最短即日での現金化を実現しています。申し込みから入金まで3ステップで完了し、基本的には必要書類をアップロードするだけなので簡単です。

また、手数料が2%〜9％と低いため、コストを抑えて資金調達を進められます。2社間ファクタリングの手数料は「8％〜18%」が相場といわれていますが、OLTAであれば相場の半分以下の手数料で取引可能です。

FREENANCE【個人向け】

FREENANCEは、フリーランス特化型のオンラインファクタリングです。GMOインターネットグループが運営しており、「ランサーズ」をはじめとする外部サービスとの連携機能が充実しています。法人・個人事業主の方も利用可能です。

【FREENANCEの概要表】

FREENANCEでは低手数料の2社間ファクタリングを利用できます。1万円からの少額買取や即日払いにも対応しているため、資金繰りに悩んでいる方にとって心強いサービスといえるでしょう。

また、必要書類が2点と少なく、事前準備の手間が省ける点は嬉しいポイントです。手元に公的身分証を用意し、スマホやパソコンを使って会員登録（無料）を行えば、誰でもすぐに利用できます。

FREENANCEは、「ランサーズ」や「マネーフォワード クラウド」との連携が可能で、これらのサービスの報酬や請求書を簡単に現金化できるのも魅力です。

オンラインファクタリングとは？

オンラインファクタリングとは、申し込みから入金までの手続きがWeb上で完結するファクタリングサービスのことです。従来のファクタリングサービスは、申込者がファクタリング会社に出向き、対面で手続きを進めるのが一般的でした。

その点、オンラインファクタリングはすべての手続きがWeb上で完結するため、対面での手続きは不要です。時間的・経済的コストを抑えられ、迅速な資金調達が可能なことから、近年ではオンラインファクタリングを利用する方が増えています。

オンラインファクタリングのメリット

対面型のファクタリングサービスと比較して、オンラインファクタリングには次のようなメリットがあります。

＜オンラインファクタリングのメリット＞ 申込のハードルが低い 手数料が安め 入金までのスピードが速い 少額でも利用しやすい 必要書類が少ないことが多い

それでは、上記5つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

申込のハードルが低い

オンラインファクタリングはすべての手続きがWeb上で完結するため、いつでもどこでも利用できます。申込のハードルが低いのは、利用者にとって大きなメリットといえるでしょう。

また、ファクタリング会社に出向く必要がないため、対面手続きにかかる時間や労力はもちろん、経費（交通費や郵送費など）も削減できます。この点もオンラインファクタリングならではのメリットです。

手数料が安め

オンラインファクタリングは、対面型のファクタリングサービスよりも手数料が安く設定されている傾向があります。すべての手続きをオンライン化しているファクタリング会社は、来客対応のために事務所を持つ必要がありません。

また、AI審査を導入している場合は、人件費を抑えられるため、その分手数料を安く設定できます。利用するサービスにもよりますが、オンラインファクタリングでは手数料10%以下で取引できるケースが多いです。

入金までのスピードが速い

対面型のファクタリングサービスと比べて、オンラインファクタリングは入金までのスピードが速いです。これはオンライン手続きとAI審査により、スピーディーな契約締結が可能なことが理由として挙げられます。急ぎで事業資金を調達したい場合は、オンラインファクタリングの利用がおすすめです。

少額でも利用しやすい

ファクタリングの審査は、金額の大小に関わらず、時間や手間がかかります。そのため、ファクタリング会社の中には費用対効果を考えたうえで、少額取引を断っているところも少なくありません。

一方で、オンラインファクタリングは審査にかかるコストを抑えていることから、少額取引に対応しているケースがほとんどです。QuQuMoやOLTAのように、買取金額に下限を設けていないところであれば、気軽に利用できるでしょう。

必要書類が少ないことが多い

オンラインファクタリングのメリットとして、審査に必要な書類が少ない点が挙げられます。一般的に、オンラインファクタリングでは「本人確認書類」「請求書」「通帳のコピー」など、3点ほどで済むことが多いです。事前準備の手間が省けたり、印紙税を削減できたりすることからも、オンラインファクタリングを利用するメリットは大きいです。

オンラインファクタリングのデメリット

オンラインファクタリングのメリットは多いですが、いくつかデメリットがあることもまた事実です。具体的には次のようなデメリットがあります。

＜オンラインファクタリングのデメリット＞ 3社間ファクタリングは原則対応していない 柔軟な対応は難しいこともある 悪質な業者には注意が必要

ここからは、上記3つのデメリットについて解説していきます。

3社間ファクタリングは原則対応していない

近年ではオンライン対応のファクタリングサービスが増えていますが、そのほとんどが2社間ファクタリングです。3社間ファクタリングの利用では選択肢が限られてしまうところは、オンラインファクタリングのデメリットといえるでしょう。

本記事でご紹介したオンラインファクタリングに関しても、基本的には2社間ファクタリングのみの対応となっています。QuQuMoでは3社間ファクタリングも行っています。

柔軟な対応は難しいこともある

オンラインファクタリングは、来社・面談が不要であることが多いです。この点はメリットでもありますが、担当者と話しながら交渉を進めるわけではないため、個人的な事情が加味されにくい傾向があります。

大手のファクタリング会社はオンライン完結が主流で、電話サポートに対応していない会社もあれば、電話がつながりにくいという声も散見されます。QuQuMoはオンライン手続きが可能なだけでなく、必ず営業担当が付くので、安心して利用できるでしょう。

悪質な業者には注意が必要

ファクタリング自体は違法な取引ではありませんが、悪質な業者が一定数存在するのは事実です。対面契約とは異なり、オンライン契約では会社の実態を確認することが難しいため、特に注意しなければなりません。悪徳業者によく見られる特徴として、次のようなものが挙げられます。

＜悪徳業者によく見られる特徴＞

• 公式サイトが存在しない
• 運営会社の情報を記載していない（住所や電話番号など）
• 見積もりを出さない
• 審査をしない
• 手数料が高すぎる・低すぎる
• 契約を急がせようとする

企業情報やサービス内容などを確認し、少しでも不審な点が見受けられる場合は、契約を見送ることを検討しましょう。

オンラインファクタリングが向いている企業・個人事業主

以下のケースに当てはまる場合は、オンラインファクタリングが向いているでしょう。

＜オンラインファクタリングが向いている企業・個人事業主＞

• 近場にファクタリング会社がない
• 急いで事業資金を調達する必要がある
• コストを抑えたい（手元に多くの資金を残したい）
• 事前準備や手続きの手間を省きたい
• 少額債権を売却したい

事務所や自宅の近くにファクタリング会社がない場合は、オンラインファクタリングの利用がおすすめです。ファクタリング会社は都市部に集中しているため、地域によっては選択肢が限られてしまいます。

一方で、オンラインファクタリングは全国どこでも利用可能です。もし近場に利用したいファクタリング会社がない場合は、オンラインファクタリングに依頼したほうがよいでしょう。

また、オンラインファクタリングには、「手数料が安い」「入金までのスピードが速い」「必要書類が少ない」という特徴があります。さらに少額取引にも対応しているため、上記のケースに当てはまる方は、ぜひオンラインファクタリングの利用を検討してみてください。

まとめ

オンライン対応のファクタリングサービスの中で、特におすすめのサービスは以下の7社です。

オンラインファクタリングは、申し込みから入金までの手続きがWeb上で完結するファクタリングサービスです。「手続きが簡単」「入金までの期間が短い」など、メリットは多いですが、その一方で「3社間での取引が難しい」といったデメリットもあります。

また、悪質な業者が一定数存在するため、申込先は慎重に選択しなければなりません。この記事でご紹介したオンラインファクタリングは、いずれも実績と信頼のあるサービスです。ご興味のある方はぜひご検討ください。