2022-08-09
ファクタリングの手数料はどれ位?相場と安く抑えるコツを詳しく紹介
ファクタリングの手数料は一律ではありません。
たとえば、金融機関からの融資であれば法定金利が定められているため、法律で上限が決められています。しかし、ファクタリングは融資ではないため、手数料の上限がありません。
売掛債権を売却して現金を調達するファクタリングでは、ファクタリング会社がいくらの手数料を設定しているかが非常に重要です。
手数料が低ければ売掛債権を売却した時に資金調達できる現金が増えることになりますので、利用者は事前に相場を把握しておく必要があり、安く抑えるコツも知っておくべきです。
そこで本記事では、ファクタリングの手数料の相場と、安く抑えるために押さえておくべきコツを詳しく紹介します。
手数料の相場を把握しておかなければ、悪質業者に法外な手数料を取られるリスクがあるため、ファクタリングを利用する前にある最低限の知識として身に付けておきましょう。
ファクタリングの手数料とは
そもそもファクタリングにおける手数料とは何なのかという大前提から説明します。
ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社へ売却することで、本来の期日よりも前に売掛金を現金化する資金調達の方法です。
そして、ファクタリング会社は手数料を貰うことで利益を得ています。
たとえば、1000万円の売掛債権を手数料が10%のファクタリング会社へ売却したとします。そうすると、手数料は100万円となり、利用者の元には900万円が振り込まれます。
ファクタリング会社へ差し引かれる代金が手数料となるため、手数料は低ければ低いに越したことはありません。
先ほどは手数料が10%で計算しましたが、この手数料が5%だった場合、利用者は50万円分の現金を多く受け取れるということになります。
冒頭でも説明した通り、ファクタリングの手数料は決まりがありませんので、ファクタリング会社が自由に設定しています。
そのため、できるだけ手数料が安いファクタリング会社を選ぶことで、利用者はより多くの現金を受け取ることができるようになるというわけです。
ファクタリングの手数料の相場を紹介
ファクタリングには大きくわけて2社間と3社間の契約形態がありますが、それぞれで手数料の相場は大きく変わります。それぞれの相場は下記で詳しく紹介します。
2社間ファクタリング:10~30%が相場
2社間ファクタリングの手数料の相場は10~30%です。
利用者とファクタリング会社の2社間で契約が締結される2社間ファクタリングは、取引先へ通知がいかないため、未回収リスクが3社間よりも高くなります。
売掛金は利用者に支払われた後にファクタリング会社へ入金されるという流れなので、未回収リスクが高くなることで手数料も高めに設定されるのが一般的です。
単純に手数料を安く抑えたいと考えている場合は、3社間ファクタリングをおすすめします。
3社間ファクタリング:1~9%が相場
3社間ファクタリングの手数料の相場は1~9%です。
利用者、ファクタリング会社、取引先の3社で契約が締結される3社間ファクタリングは、未回収リスクが2社間よりも低くなるため手数料が安くなります。
ファクタリング会社が最も恐れているのは売掛金が回収できないリスクなので、そのリスクの多寡で手数料は変わります。
一般的に2社間よりも手数料が安いというメリットはありますが、取引先へ通知がいくという点はデメリットとして考えておかなければいけません。
ファクタリングの手数料を決める要因
ここからは、ファクタリングの手数料を決める要因を詳しく紹介します。なぜ会社ごとで異なる手数料になるかは、下記を見れば納得できるはずです。
契約形態
ファクタリングの手数料を決める一つ目の要因は契約形態です。
前述した通り、ファクタリングには大きく2社間と3社間という2種類の契約形態があり、それぞれで未回収リスクが異なるため手数料が変わります。
一般的には未回収リスクが低い3社間が手数料が低く、リスクが高い2社間が手数料が高く設定されるのが一般的です。
ファクタリングは利用する前に必ず契約形態がわかりますので、書面やホームページをチェックしたうえで、2社間か3社間のどちらで契約が締結されるのかを確認しておきましょう。
取引先の信用力
ファクタリングの手数料を決める二つ目の要因は取引先の信用力です。
ファクタリング会社が最も恐れているのは売掛金の未回収リスクです。売掛金が正常に支払われなければ利益はあげられませんので、そこを必ず最重要視して査定を行います。
その結果、取引先がほぼ100%売掛金を支払ってくれるような大企業であれば、取引先の信用力が高いため手数料は安く設定しても問題ないとファクタリング会社は判断します。
その一方で、取引先の信用力が低い中小企業などの場合は、万が一の未回収リスクがあるため、手数料は高く設定されることが多いです。
金融機関などの融資とは違い、ファクタリングは取引先の信用力が重要視されるため、手数料を少しでも低くしたい場合などはその点をチェックしましょう。
売掛金の金額
ファクタリングの手数料を決める三つ目の要因は売掛金の金額です。
売掛金が高ければ多くの利益を得ることができ、少なければ利益が少ないのがファクタリングです。そのため、売掛金の金額次第で手数料は変わっていくことが多いです。
具体的に説明すると、売掛金の金額が多ければ少ない手数料でも多額の利益を得ることができるため、手数料を低くしてでも契約を締結した方が得が多くなります。
一方で、売掛金の金額が少ない場合に関しては、契約を締結しても利益は少なくなるため、少しでも収益を上げるために手数料を高くする場合が多いのです。
売掛金の金額は手数料を決める大きな要因になるため、なるべく安い手数料で取り引きをしたいと考えている場合は、多い売掛金を売却するようにしてください。
利用回数
ファクタリングの手数料を決める四つ目の要因は利用回数です。
利用回数が多ければ多い程、個人の信用力が上がるため手数料は安くなります。基本的にファクタリングは個人の信用力ではなく売掛債権の信用力を重視しますが、例外はあります。
過去に何度も同じ会社でファクタリングを契約していれば、この人は信用して取引ができる人だという実績を積み重ねることができます。
その結果、少額でも少ない手数料でファクタリングができるようになるなど、さまざまなメリットを享受することが期待できます。
利用回数が増えるほど手数料が上がるという話はあまり聞きませんので、ファクタリングは同じ会社で継続して利用し続けることをおすすめします。
利用者の人柄と信用
ファクタリングの手数料を決める五つ目の要因は、利用者の人柄と信用です。
前述した利用回数に通じる部分がありますが、個人の信用力を上げることでファクタリングの手数料は高くなったり下がったりします。
とくに重要なのは利用者の人柄と信用力で、この人であればこれくらいの手数料でも安心してファクタリングができると思ってもらえれば、安い手数料で利用できる可能性が上がります。
2社間ファクタリングの場合は、一度売掛金は利用者に振り込まれてから取引先へと入金する形になりますので、この信用力は実は極めて重要です。
ファクタリングの手数料を安く抑えるためのコツを紹介
ここからは、ファクタリングの手数料を安く抑えるためのコツを詳しく紹介します。
複数の会社で見積もりをしてもらう
ファクタリングの手数料を安く抑えたいのであれば、必ず複数社で見積もりを取り比較してください。1社の結果だけを見てファクタリングをするのはNGです。
冒頭でも説明した通り、ファクタリングには決まった手数料がありません。つまり、手数料は会社ごとに独自で設定できるというわけです。
上記で相場は説明しましたが、中にはそれ以上の法外な手数料を請求する業者もいるため、複数社で見積もりしなければその売掛債権の相場がわかりません。
ファクタリングを利用する際は必ず複数の会社で無料の見積もりを実施したうえで、最も手数料が低い会社をいくつか選定することをおすすめします。
信用力の高い売掛債権を選ぶ
信用力の高い売掛債権を選べば手数料は安くすることができます。
ファクタリングは売掛債権の売買なので、個人の信用力よりも取引先の信用力が強く手数料へ影響を与えます。
つまり、売掛金をまず間違いなく支払ってくれるであろう信用力が高い売掛債権を選べば、安い手数料で契約を結べる可能性が高くなるのです。
また、可能であればできるだけ高い売掛債権を選ぶのもポイント。
前述した通り、ファクタリング会社は高額な売掛債権は手数料を低くしてでも契約を締結したいと考えますので、できるだけ信用力が高く高額な売掛金の方が手数料は安くなります。
信用力の高い売掛債権とは、過去に何度も取引を行っている、延滞がない、大企業であるなどの条件が揃っている売掛金のことです。
オンライン完結型のファクタリング会社を選ぶ
オンライン完結型のファクタリング会社は手数料が安い傾向にあります。
その理由は、オフィスや人件費を削減できるからです。通常のファクタリング会社は事務所を構えて人もいなければ対応できませんが、オンライン完結型であれば人的コストを削減しながら運用ができるため、手数料を抑えても利益を上げることができます。
手数料が低いオンライン完結型のファクタリング会社を探している方は、ぜひとも【QuQuMo】の利用を検討してください。
QuQuMoは2社間ファクタリングなので取引先へ通知がいかず、業界でもトップクラスの手数料の低さが大きな特徴です。
申し込みから入金まですべてオンラインで完結することができ、最短2時間で振り込みが完了するので早急な資金調達に適しています。
手数料が低くて安心して使えるファクタリング会社を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ファクタリングの手数料の相場と安く抑えるコツを紹介していきました。
売掛債権を売却して早期の現金化が実現できるファクタリングですが、手数料を差し引かれる代金が入金されるというデメリットがあります。
しかし、手数料が安いファクタリング会社を利用すれば、そのデメリットを少なくしたうえで、円滑な資金調達を実現することができます。
ぜひこの機会に、手数料が安い2社間ファクタリングの「QuQuMo」の利用を検討してください。