2024-11-11
消費者金融とは?メリット・デメリットや審査で見られるポイント、注意点について解説

自社の資金繰りが順調なときは問題がなくても、大変になるとお金をどこから借りようか迷うこともあるでしょう。現状、返済できていない借入がある場合は、新たな借入の審査に通過できない可能性もあります。
資金繰りに困った場合の手段の一つとして、消費者金融の利用が挙げられます。正規業者の消費者金融を利用すれば、安全な融資が可能です。
この記事では、消費者金融とはどのようなサービスか、メリット・デメリットについてご紹介します。
消費者金融とは

消費者金融とは、個人向けにお金を貸す貸金業者のことです。銀行のような預金業務は行わず、主に個人の信用(収入や返済能力)をもとにした小口の融資(少額の貸付)を行います。
審査が比較的早く、最短で即日融資が可能な場合もある一方、銀行と比べて金利はやや高めに設定されていることが多いのが特徴です。
消費者金融と他の金融サービスとの違い

消費者金融と他の金融サービスの違いについて、以下の表にまとめました。
| 金融サービス | 金融機関 | 商品・サービス | 適用される法律 |
|---|---|---|---|
| 消費者金融 | ノンバンク(非銀行系金融機関) | 現金の貸付 | 貸金業法 |
| クレジットカード会社・信販会社 | ノンバンク(非銀行系金融機関) | ショッピング利用や目的別ローン | 貸金業法 |
| 銀行・信用金庫 | 金融機関 | 預金口座や融資、決済サービスなど | 銀行法 |
クレジットカード会社・信販会社との違い
消費者金融とクレジットカード会社・信販会社は、どちらも個人向けの融資を専門に行うノンバンク(非銀行系金融機関)です。ただし、消費者金融は現金の貸付を主な業務としている一方、クレジット会社は決済・後払いサービスを主に提供しています。信販会社は、クレジット会社業務に加えて、割賦販売や各種ローンなども行います。
消費者金融の利用目的は原則自由なのに対し、クレジット会社のサービスはショッピング利用が前提、信販会社のサービスは自動車ローン、教育ローンなどの目的別ローンである点も大きな違いです。
クレジットカード会社や信販会社も、消費者金融と同様に貸金業法の規制を受けます。
銀行・信用金庫との違い
消費者金融はノンバンク(非銀行系金融機関)なのに対し、銀行や信用金庫は預金業務を中心とした金融機関です。消費者金融は現金貸付業務を主とする一方で、銀行は預金口座や融資、決済サービスなどの金融サービスを幅広く扱っています。信用金庫も銀行と同様に、預金や融資サービスを提供していますが、地域密着型でスケールが小規模な点が特徴です。
消費者金融は貸金業法が適用されますが、銀行は銀行法、信用金庫は信用金庫法が適用されるといった違いもあります。
闇金(ヤミ金)との違い
闇金(ヤミ金)は、貸金業者としての登録をしていない、もしくは登録していても法を遵守していない違法な貸金業者のことです。闇金(ヤミ金)では、金利・取立て方法・契約内容がすべて法律の枠外で取引されているのが特徴です。
正規の金融サービスは、出資法の上限金利(およそ年20%)を守る必要があるのに対し、闇金では法による上限をはるかに超える金利での貸付を行っているケースがあります。なお、出資法の規定を超える利率による利息契約や支払要求、受領は犯罪行為であり、厳しい刑罰規定が設けられています。
消費者金融を利用するメリット

消費者金融を利用するメリットは、以下のとおりです。
<消費者金融を利用するメリット>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
最短で即日融資が可能
消費者金融を利用する大きなメリットの一つが、最短で即日融資に対応している点です。消費者金融では、申し込みから審査、融資までのプロセスが効率化されているため、申し込み当日に資金を受け取れる場合もあります。
多くの消費者金融では、インターネットやスマートフォンから24時間申し込みが可能です。あらかじめカードローン契約をしておけば、限度額の範囲内で必要なときにすぐ借入できます。銀行融資と比べると、スピードを重視した資金調達ができる点は消費者金融のメリットです。
無利息期間があるケースもある
消費者金融のカードローンでは、一定期間利息が発生しない「無利息期間」サービスが用意されている場合があります。こうしたサービスを活用すれば、短期的な資金調達が必要な場合に、利息負担を最小限に抑えられます。
無利息期間の条件は金融機関ごとに異なり、初回利用者に限定されることが一般的です。無利息期間中に完済すれば利息は発生しませんが、期間終了後は通常の金利が適用されるため、返済計画をしっかり立てることは欠かせません。
追加でお金を借りられる
消費者金融では「利用限度額(借入枠)」の範囲内であれば、何度でも追加借入ができる仕組みがあります。消費者金融のカードローンは柔軟性があるため、急な出費でまとまった現金が必要になった場合に、対応しやすい点がメリットです。
ただし、追加借入を行う場合でも、貸金業法にもとづく総量規制や返済能力の審査が適用されます。そのため、利用者の利用状況や収入によっては、追加借入が制限されるケースもあります。
お金の使い道は基本的に自由
消費者金融では、借りたお金の使い道が基本的に自由です。住宅ローンや自動車ローンのように、用途が限定されることはありません。そのため、突発的な支出が発生した場合でも、柔軟に対応しやすい点はメリットといえます。
消費者金融を利用するデメリット

消費者金融を利用するデメリットは、以下のとおりです。
<消費者金融を利用するデメリット>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ほかのローンより金利が高い傾向にある
消費者金融のローンは、他のローンに比べて金利が高めに設定される傾向があります。消費者金融では、無担保・保証人不要かつスピーディな融資を提供しているため、貸し倒れリスクを金利に反映しているからです。
消費者金融は、長期間・高額の借入には不向きであり、短期間での利用や一時的な資金補填に向いているサービスといえます。利用する際は、金利に加えて返済期間や総返済額を事前に確認し、計画的に活用しましょう。
借入できる金額に上限がある
消費者金融で借入できる金額は、法律による明確な上限があります。消費者金融のローンは、貸金業法の総量規制の対象となります。総量規制とは、個人が貸金業者から借りられる金額の合計を、年収の3分の1までに制限する制度です。
すでに他社からの借入がある場合は、その金額も合算されます。まとまった金額を長期間借りたい場合は、銀行ローンや目的別ローンなど、総量規制の対象外となる金融商品を利用するほうが適しています。
収入がないと審査に通らない
消費者金融の融資を受けるためには、返済能力があることが前提となります。収入がないと、年収に対する返済負担割合(返済比率)が算出できず、総量規制(年収の3分の1まで)の枠内での貸付ができなくなります。
また、貸付リスクと返済の見込みを評価するために、収入が安定していることを契約条件としている消費者金融も多いです。
消費者金融の審査で見られるポイント

消費者金融の審査で見られるポイントは、主に以下の2つです。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
信用情報
消費者金融の審査において、信用情報は特に重視される項目です。信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴、返済状況、延滞の有無などに関する取引履歴情報のことです。過去に長期延滞や債務整理(任意整理・自己破産など)がある場合は、審査に通りにくくなる可能性があります。
属性情報
属性情報とは、申込者の現在の生活状況や、経済的な基盤を示す情報のことです。具体的には、年齢や職業、雇用形態、勤続年数などが含まれます。属性情報は、申込者が継続的かつ安定して返済できるかを判断するために用いられます。たとえば、同じ年収であっても、勤続年数が長く雇用が安定している場合のほうが、審査に通りやすいです。
消費者金融の審査に通らない主な理由

消費者金融は、他の金融機関のサービスよりスピーディな利用ができるとはいえ、状況によっては審査に通らないケースもあります。
ここでは、消費者金融の審査に通らない主な理由を解説します。
<消費者金融の審査に通らない主な理由>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
申込内容や借入状況に問題がある
消費者金融の審査では、申込内容に不備や虚偽がある場合、審査に通らない可能性があります。年収や勤務先、勤続年数などについて、事実と異なる内容を申告した場合、信用情報や在籍確認の際に矛盾が判明することがあります。
また、他社借入件数や借入残高が多いと、返済負担が過大と判断され、新たな借入が認められない可能性もあるでしょう。
返済能力を超えた借入を希望している
消費者金融は貸金業法にもとづき、返済能力調査を行うことが義務付けられているため、返済能力を超える貸付ができません。たとえば、希望借入額が年収に対して過大である場合は、審査に通らないか、希望額よりも低い限度額が設定される可能性があります。
信用情報に不安要素がある
信用情報は、申込者のローンやクレジットの利用状況を記録したものです。クレジットカードやローンの長期延滞・度重なる延滞などの記録がある場合、返済が滞る可能性が高いと判断される要因となります。
なお、信用情報は一定期間が経過すれば削除されるため、過去に問題があった場合でも時間が経過すれば、審査に通るようになる可能性もあります。
消費者金融に申し込みをするときの注意点

消費者金融に申し込みをするときの注意点は、以下のとおりです。
<消費者金融に申し込みをするときの注意点>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
すべてWebサイトで完結できるかどうか
即日に申し込みから審査まで完結させたい場合は、Webサイトからの申し込みがおすすめです。消費者金融の店舗が遠方にある場合、交通費や移動時間がかかります。手間や時間をかけずに利用したい場合は、すべてWebサイトで完結できる消費者金融を選びましょう。
貸金業者として登録された消費者金融を利用する
ホームページには、一見融通が効きそうな紹介が書かれていても、実は闇金である場合もあります。消費者金融を利用する際は、金利や利息期間をしっかりと確認して申し込みをしましょう。特に、聞いたことがない社名の消費者金融を利用する場合は、慎重に判断することが大切です。
返済計画を立てて必要最小限の借入にする
消費者金融に申し込む際は、事前に返済計画を立て、必要最小限の金額に抑えることが重要です。消費者金融の金利は、銀行などと比べて高めに設定されているため、借入額や返済期間が大きくなると利息負担が増えます。無理なく返済できる金額から逆算して、借入額を決めましょう。
自社の売掛金があればファクタリングがおすすめ

消費者金融の利用以外の資金繰りの方法として、ファクタリングという方法もあります。消費者金融とファクタリングの大きな違いは、ファクタリングは借金にならない点です。
ファクタリングでは、自社で所有する売掛金を売却する方法で資金調達をします。2社間のファクタリングを選択すれば、早い場合は消費者金融と同様に即日の現金化も可能です。自社の売掛金がある場合は、資金調達の選択肢としてファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
消費者金融とは、個人向けにお金を貸す貸金業者のことです。消費者金融のローンは、最短で即日融資が可能で、無利息期間が設けられている場合もあるといった点がメリットです。一方で、他のローンに比べて金利が高い点や、借入できる金額に上限があるなどのデメリットもあります。
借金をせずに資金調達する方法としては、ファクタリングもおすすめです。ファクタリングサービスでは、売掛金を売却して最短即日で資金を調達できます。
QuQuMoは、売掛金管理を効率化し、企業のキャッシュフローを改善するための強力なファクタリングサービスです。最速で、申し込みから2時間で現金化が可能なため、会社の危機的状況の際の強い味方といえます。手数料が低い点や、個人事業主・法人問わず利用できる点も利点です。
QuQuMoが気になるという方は、ぜひお問い合わせください。
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【監修者】鈴木 孝明(すずき たかあき)
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税理士 [登録番号:142076]/すずき会計事務所 代表
20代で税理士試験に合格後、国内の税理士事務所に勤務。その後、独立し「すずき会計事務所」を開業。
中小企業・個人事業主様を中心に、税務・会計支援を行っており、ファクタリングを含む資金繰り支援に関する実務経験も豊富。 - すずき会計事務所のプロフィール

